デスクワーク
分析化学技術者
別名・呼称: 無機薬品分析検査技術員, 有機薬品分析技術員
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 3.27 / 5.0 | 518職種中 108位 |
| 体を動かす | 2.03 / 5.0 | 518職種中 390位 |
| 外部顧客との接触 | 2.88 / 5.0 | 518職種中 344位 |
| 正社員比率 | 92.3% | 518職種中 36位 |
| 報酬・収入スコア | 3.26 / 5.0 | 518職種中 66位 |
| 専門性 | 4.02 / 5.0 | 518職種中 77位 |
主な関連免許・資格
第一種作業環境測定士第二種作業環境測定士1級化学分析技能士2級化学分析技能士環境計量士環境測定分析士1級環境測定分析士2級環境測定分析士3級
仕事の概要
物質に含まれる成分やその量などを知るため、化学反応を用いた分析や分析機器を用いた分析を行う。
分析する対象によって、大気、排水、土壌などの環境分析、化学工業や鉄鋼・非鉄金属材料などの製造現場の工業分析、食品分析などがある。
環境計量証明事業などを行う分析会社では、依頼者から提供されるサンプルを酸で分解して溶液にし、化学反応を行なわせるなどして成分の量を求める。あるいは、サンプルを切断、切削、粉砕するなどして分析機器にかけて成分の量を求める。分析結果を整理して報告書を作成して依頼者へ報告する。生産工場などの分析部門では、製造工程で採取したサンプルを化学分析法や機器分析法で成分量を測り製造現場にフィードバックし、現場では分析結果を基に操業条件を決めるなどの必要な措置を講じる。分析技術は高度化し、自動化が進んでいる部門も多い。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
分析機器、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
0.0%
高卒
15.4%
専門学校卒
5.8%
短大卒
9.6%
高専卒
9.6%
大卒
61.5%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
53.8%
博士課程卒
19.2%
わからない
1.9%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:46.2%
特に必要ない
46.2%
1ヶ月以下
5.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
13.5%
6ヶ月超~1年以下
1.9%
1年超~2年以下
5.8%
2年超~3年以下
3.8%
3年超~5年以下
3.8%
5年超~10年以下
1.9%
10年超
1.9%
わからない
15.4%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:48.1%
特に必要ない
48.1%
1ヶ月以下
3.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.6%
6ヶ月超~1年以下
3.8%
1年超~2年以下
9.6%
2年超~3年以下
1.9%
3年超~5年以下
1.9%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
1.9%
わからない
19.2%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):1.9%/1年超:50.0%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
1.9%
1ヶ月以下
1.9%
1ヶ月超~6ヶ月以下
23.1%
6ヶ月超~1年以下
15.4%
1年超~2年以下
15.4%
2年超~3年以下
7.7%
3年超~5年以下
19.2%
5年超~10年以下
7.7%
10年超
0.0%
わからない
7.7%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や大学の理学系、工学系専攻の卒業者が多い。中途採用もある。
採用に際しては、化学などの基礎学力、知識、判断力などが問われる。
入職後は、最初は熟練者の補助をしながら分析技術を習得し、実践を重ねて技術力を養成する。各種原理の分析方法について学習し、実験を重ねて順次マスターするとともに、各種講習会などにも参加して技術力を高める。様々な対象物質を分析して実戦力を身に付け、依頼者の高度な分析への要求に対しても、それに適合した分析の仕方を設計できるベテラン技術者になるためには10年以上の経験が必要となる。
分析値には信頼性が要求されるため、分析化学技術者は分析試験所の認定を受けるなど、技術力の第三者による評価が必要になっている。そのためには、技術者の教育訓練も日常的に行ない、外部機関による分析技能試験に参加することなどが要求される。
関連資格として厚生労働省の定める技能検定の「化学分析技能士」がある。また、関係団体の「環境計量士」、「環境測定分析士」等の資格を持っていれば仕事の幅が広がる。
分析結果に対する責任を持ち、正確で迅速な判断力、注意力、忍耐力、几帳面さが求められる。
労働条件・職場環境の特徴
分析化学は理学・工学・農学・医学・薬学など幅広い分野に共通する基礎部門なので、いろいろな職業分野の分析技術の専門家として働くことができる。各種の企業、分析受託会社、食品などの検査機関、地方自治体など職場は広い範囲に及び都市部や工業地域に多いが、全国に広がっている。
就業者の年齢層は幅広く、女性比率が比較的高くなっている。
賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。夜間も稼動する工場などの分析部門では日勤以外に一部交代制の場合もある。中途採用を含め正社員が多いが、派遣社員として就業する場合もある。
空調が完備され、整理整頓された環境で、清浄な着衣で作業する必要があることから、作業環境は良好なところが多い。分析設備の関係で外部と閉鎖された実験室での作業もある。化学分析作業は、薬品を多く使い危険が伴うが、排気設備なども完備されている。
新素材や高機能の製品開発が盛んであり、成分や量を分析し化学的な解析を行うことが必須となっている。また、環境保全や人の健康のための規制が厳しくなってきていることもあり、分析する成分の多様化や、微量しか検出されない物質の分析など、技術の向上も図られつつ、分析需要は増加傾向にある。従って、技術者もより専門的な知識や技術力を求められるようになっている。