デスクワーク
介護事務
別名・呼称: 介護保険事務員, 介護保険請求事務員
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 3.59 / 5.0 | 518職種中 36位 |
| 体を動かす | 2.22 / 5.0 | 518職種中 338位 |
| 外部顧客との接触 | 3.25 / 5.0 | 518職種中 236位 |
| 正社員比率 | 65.3% | 518職種中 261位 |
| 報酬・収入スコア | 2.35 / 5.0 | 518職種中 396位 |
| 専門性 | 3.22 / 5.0 | 518職種中 341位 |
主な関連免許・資格
特に必須とされる特定の免許・資格はありません。
仕事の概要
介護報酬請求事務(レセプト作成)を中心に介護施設の事務全般を担当する。
介護報酬請求事務は月末月初に集中するので、その期間はこの業務にウェイトが置かれるが、窓口業務や電話応対をはじめ、出退勤管理や会計処理、施設の備品類の管理・発注、連携機関への連絡、提出書類の作成など事務全般を行う。
介護事務の職場は、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、訪問介護事業所、訪問看護ステーションなどが中心となる。介護施設では施設長以下、生活相談員やケアマネジャー、介護職員など、様々な職種のスタッフが働いており、その中で事業所の事務全般を担当するのが介護事務という位置づけになる。
具体的な業務内容を訪問介護事業所を例に、1日の流れでみると、事業所の全員で朝会をして、申し送り事項などの共有をした後、オフィスに戻って、メールやファクス、コールセンターからの連絡などをチェックする。その後は、役所や病院などの関連機関との連絡、来客や利用者の家族などからの問い合わせや、介護サービス利用希望者への応対、さらには施設職員の出勤状況をタイムレコーダーでチェックする。介護職員が不在のときに問い合わせがあった場合は、担当者に連絡をとる。ケアマネジャーの補佐として、ケアプラン作成に必要な書類を用意したり、関連機関に連絡をとるのも仕事のひとつである。定例ミーティングの準備や用意された資料のコピーと配付も行う。終業時間が近くなったら、翌日への申し送り事項などをまとめ、日報を記入して退勤という流れになる。
月末月初は、介護報酬請求事務で繁忙期となる。介護サービスを受けた利用者は利用料の1割を本人が負担し、残りの9割は保険者(市町村)が負担することになっており、その9割の介護報酬を介護事業所が受け取るための介護給付費明細書(レセプト)を作成する業務である。利用者自己負担分の1割を請求する書類を作成するのも仕事である。介護報酬請求は月末締めで、翌月10日までに事業所を管轄する都道府県の国民健康保険団体連合会に請求しなければならないが、大規模な事業所では1カ月に提出するレセプトが数百枚に及ぶところもある。利用者ごとにケアマネジャーが作成したケアプランと回収したサービス記録を突き合わせて作業するが、月末最後の2~3日と、月初の1週間ほどが繁忙期となる。かつては手書きでレセプトを作成していたが、現在はレセコンを利用して作成し、インターネット経由でオンライン提出するのが一般的になっている。
大規模な事業所では専門の介護事務を置くのが普通であるが、事業所によっては、特に規模が小さいところは事務の仕事以外に介助の手伝いなど現場の仕事を割り振られるところもある。一方小規模施設では、介護事務担当者を置かず、現場の介護職員が兼務という形で介護事務をこなしている事業所も少なくない。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
レセコン、レセプトソフト、パソコン、インターネット、メール、FAX
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
0.0%
高卒
34.7%
専門学校卒
32.7%
短大卒
20.4%
高専卒
4.1%
大卒
32.7%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.0%
博士課程卒
0.0%
わからない
16.3%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:44.9%
特に必要ない
44.9%
1ヶ月以下
8.2%
1ヶ月超~6ヶ月以下
16.3%
6ヶ月超~1年以下
6.1%
1年超~2年以下
6.1%
2年超~3年以下
4.1%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
14.3%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:61.2%
特に必要ない
61.2%
1ヶ月以下
4.1%
1ヶ月超~6ヶ月以下
12.2%
6ヶ月超~1年以下
6.1%
1年超~2年以下
2.0%
2年超~3年以下
4.1%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
10.2%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):8.2%/1年超:20.4%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
8.2%
1ヶ月以下
10.2%
1ヶ月超~6ヶ月以下
36.7%
6ヶ月超~1年以下
14.3%
1年超~2年以下
10.2%
2年超~3年以下
4.1%
3年超~5年以下
6.1%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
10.2%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。レセコンを使用するので、パソコンの操作に慣れていると就職に有利である。
入職後は、サービス別基礎研修、マナー研修、法人理念研修などの入社時研修が行われる。(*1)レセコンに習熟すれば、半年程度で業務ができるようになる。
介護報酬請求事務に関する民間の資格がいくつかあるが、取得は義務づけられていない。
パートや契約社員から正社員になったり、規模が大きい施設では現場から本社勤務になるなどキャリアアップする例もある。
基本的には事務職なので、社会人としてのマナーや社会常識を含めた事務処理能力と来客や電話の応対などのコミュニケーション能力、そしてなによりもレセコンを使いこなせるだけのパソコンの知識、スキルが求められるが、事業所によっては介護補助まで業務に入っているところもある。
*1 取材結果から
労働条件・職場環境の特徴
勤務先は、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、訪問介護事業所、訪問看護ステーションなどが中心となり、全国に分布している。
就業者は女性が多くパートや契約社員の比率が高い。年齢的には40歳代~50歳代が多く、女性がパート従業員として働くケースが一般的にみられる。(*2)
賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。24時間運営の施設でも、介護事務は基本的に日勤である。月末月初の繁忙期には残業が生じることが多い。
*2 取材結果から