デスクワーク
コンプライアンス推進担当
別名・呼称: コンプライアンスオフィサー(法令遵守責任者), コンプライアンス担当事務員
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.79 / 5.0 | 518職種中 245位 |
| 体を動かす | 1.86 / 5.0 | 518職種中 425位 |
| 外部顧客との接触 | 2.44 / 5.0 | 518職種中 429位 |
| 正社員比率 | 83.3% | 518職種中 118位 |
| 報酬・収入スコア | 2.98 / 5.0 | 518職種中 151位 |
| 専門性 | 3.48 / 5.0 | 518職種中 273位 |
主な関連免許・資格
特に必須とされる特定の免許・資格はありません。
仕事の概要
企業の不正行為の発生を未然に防止するため、企業内のコンプライアンスの推進体制を整備し、運用する。
コンプライアンスは、文字通りには「法令遵守」であるが、それは、単に法令を守るだけでなく、社内規則や業務マニュアルは言うまでもなく、法令の背景にある社会規範全般を含めた幅広い規則を遵守することを意味している。CSRが企業評価や株式投資の指標のひとつとなっている現代では、企業のコンプライアンス推進は企業価値を高める取組そのものと言える。
具体的に担当する業務は、①コンプライアンス推進体制の整備(担当組織の管理・運営、推進プログラムの作成・施行、推進マニュアル等の整備・施行など)、②企業活動に係るコンプライアンス・チェック(各種契約の内容・締結のチェック、知的財産管理、各部門からの相談対応・係争等支援など)、③コンプライアンスに係る教育・研修(教育・研修プログラムの策定、研修等の実施など)、④コンプライアンス推進に係る広報(コンプライアンス推進状況の把握・分析、把握・分析結果の社内フィードバック、経営理念、倫理綱領等の制定・周知の支援など)等である。
コンプライアンス推進は、もともとは法務部門の担当に区分される事項であったが、企業の社会的責任や適切なガバナンスの重要度が増大してきたことに対応して特化してきたものである。したがって、コンプライアンス推進担当は新しい仕事であり、その担当事項も法務部門と重なるところがある。
組織的にみると上場企業ではほとんどの企業がコンプライアンス推進担当部署を設置している。当該担当部署としては、社長直属のコンプライアンス推進委員会を設置してその下に担当部署を置くもの、法務担当部内にコンプライアンス推進室等を置くもの、逆に、コンプライアンス推進担当部の中に法務担当を置くものなどさまざまである。また、専門部署として設置するもの、他の業務と兼務する担当者を置くものなど、専任・兼任の態様も多様である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
0.0%
高卒
9.3%
専門学校卒
3.7%
短大卒
7.4%
高専卒
3.7%
大卒
88.9%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
13.0%
博士課程卒
7.4%
わからない
5.6%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:35.2%
特に必要ない
35.2%
1ヶ月以下
3.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下
13.0%
6ヶ月超~1年以下
3.7%
1年超~2年以下
9.3%
2年超~3年以下
3.7%
3年超~5年以下
7.4%
5年超~10年以下
1.9%
10年超
7.4%
わからない
14.8%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:44.4%
特に必要ない
44.4%
1ヶ月以下
1.9%
1ヶ月超~6ヶ月以下
1.9%
6ヶ月超~1年以下
3.7%
1年超~2年以下
5.6%
2年超~3年以下
5.6%
3年超~5年以下
7.4%
5年超~10年以下
3.7%
10年超
9.3%
わからない
16.7%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):7.4%/1年超:55.6%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
7.4%
1ヶ月以下
3.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.3%
6ヶ月超~1年以下
14.8%
1年超~2年以下
18.5%
2年超~3年以下
22.2%
3年超~5年以下
9.3%
5年超~10年以下
1.9%
10年超
3.7%
わからない
9.3%
この職業に就くには(就業ルート)
この仕事に就くために特に学歴や資格は必要とされないが、大学・大学院卒がほとんどである。新卒でコンプライアンス推進担当部門に配属され、そのままプロパーとして担当している例はほとんどなく、大半が社内他部門からの異動か中途採用である。
中途採用者の実務経験としては、法務担当の経験は有利とされる。
コンプライアンス推進担当に求められる専門性は本来きわめて高いものがある。法令などの知識は言うまでもなく、業界事情に通じていることや、他部署とのやりとりなどの機会もあることから、コミュニケーション能力や情報収集・分析能力、協調性、柔軟性、冷静さが求められる。これに加えて一定の実務経験が必要とされる。また、企業活動はグローバル化しており、高い語学力(特に英語力)が求められている。
労働条件・職場環境の特徴
基本的に企業の正社員であり、労働条件は勤務先の規定が適用される。残業は個別事案がある等の事情がなければ多くはなく、1日当たり1~2時間(月20~30時間)程度である。
コンプライアンス重視の経営への要請がますます増大する中で、企業・団体は、コンプライアンス推進体制の充実を強く求められているが、これを推進する人材はまだ十分に企業・団体内に配置されている状況ではない。その意味で、こうしたコンプライアンスの専門人材に対する需要は、業種を問わず高まっていくと考えられる。