ノンデスクワーク
産業廃棄物収集運搬作業員
別名・呼称: がれき収集作業員, 工場汚泥回収作業員, 工場廃液回収作業員, 廃プラスチック回収作業員, 医療廃棄物回収作業員, 医療廃棄物収集作業員
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 1.80 / 5.0 | 518職種中 448位 |
| 体を動かす | 2.87 / 5.0 | 518職種中 122位 |
| 外部顧客との接触 | 2.33 / 5.0 | 518職種中 449位 |
| 正社員比率 | 89.8% | 518職種中 61位 |
| 報酬・収入スコア | 2.62 / 5.0 | 518職種中 297位 |
| 専門性 | 2.71 / 5.0 | 518職種中 423位 |
主な関連免許・資格
産業廃棄物処理施設技術管理士大型自動車免許フォークリフト運転技能者中型自動車免許準中型自動車免許危険物取扱者(甲種)危険物取扱者(乙種)危険物取扱者(丙種)クレーン・デリック運転士(クレーン限定)陸災防フォークリフト荷役技能検定1級陸災防フォークリフト荷役技能検定2級
仕事の概要
産業活動から生じる廃棄物は様々であるが、建設現場、病院、工場などから出る産業廃棄物を集め、処分場まで運ぶのが産業廃棄物収集運搬作業員である。収集作業と収集車の運転をどちらも行う場合が多い。
産業廃棄物は排出する企業が収集・運搬、中間処分、最終処分までの処理を産業廃棄物処理業者に委託し、それらを産業廃棄物管理票(マニフェスト)という書類で管理する必要がある。なお、産業廃棄物以外の廃棄物は一般廃棄物と呼ばれる。
収集運搬作業員は、産業廃棄物の種類や形状に合わせた車両を運転して、廃棄物の収集現場に出向き、廃棄物の収集や容器(コンテナ)の交換作業等を行う。固形状の廃棄物は、木、紙、金属など素材別に仕分けしながら、手作業や重機で車両に積み込む。油や酸、アルカリなどの液状や泥状の廃棄物は、吸引装置の付いた専用の車両で収集する。毒劇物や引火性のあるものが含まれていることもあるので、取り扱いには十分注意が必要である。
産業廃棄物は、主に建設系、医療系、工場系に区別することができる。建設系は、木くずや金属くず、がれき類などが中心で、主にトラックを使用する。医療系は、注射針などの医療器具やガーゼ類などがあり、バンや保冷車が使われる。工場系は、金属くずやプラスチックくず、汚泥や酸、アルカリなどがあるため、トラックの他、ふた付きダンプや吸引装置付き車両も使う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
トラック、バン、保冷車、移動式クレーン、フォークリフト、パワーショベル、吸引装置、コンテナ、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
12.2%
高卒
63.3%
専門学校卒
10.2%
短大卒
4.1%
高専卒
0.0%
大卒
8.2%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
0.0%
博士課程卒
0.0%
わからない
16.3%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:53.1%
特に必要ない
53.1%
1ヶ月以下
16.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
14.3%
6ヶ月超~1年以下
4.1%
1年超~2年以下
2.0%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
2.0%
10年超
0.0%
わからない
8.2%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:67.3%
特に必要ない
67.3%
1ヶ月以下
10.2%
1ヶ月超~6ヶ月以下
8.2%
6ヶ月超~1年以下
0.0%
1年超~2年以下
0.0%
2年超~3年以下
2.0%
3年超~5年以下
2.0%
5年超~10年以下
2.0%
10年超
0.0%
わからない
8.2%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):12.2%/1年超:12.2%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
12.2%
1ヶ月以下
30.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
26.5%
6ヶ月超~1年以下
8.2%
1年超~2年以下
4.1%
2年超~3年以下
2.0%
3年超~5年以下
4.1%
5年超~10年以下
2.0%
10年超
0.0%
わからない
10.2%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、車両等を運転するため、普通自動車免許が必要とされることが多い。準中型、中型あるいは大型の運転免許や移動式クレーン、フォークリフトやパワーショベルなどの重機の免許を持っていると、入職の際に有利だが、入職後取得することも可能である。また、公害防止管理者など環境関連の資格、危険物取扱者など、扱う廃棄物の種類に関連した資格があると仕事の上で役立つ。廃棄物の処理施設を維持管理する職員を監督する「廃棄物処理施設技術管理者」として関係団体の講習を受講し「(各廃棄物処理施設)技術管理士」の認定を得ると、より専門的な仕事内容に取り組むことができる。
いろいろな職業を経験した後、転職してくる人も多い。
入職後、日常の仕事内容や関連する法律等について教育を受け、その後、実務を通して仕事を覚えていく。
環境保全やリサイクルを通した資源・環境保護などへの問題認識と安全手順など規程順守の精神のある人が望ましいといえる。また、産業廃棄物を積み込むため、車両と保管場所の間を行き来することもあり、一定の体力も必要である。
労働条件・職場環境の特徴
産業廃棄物処理業者は、廃棄物の発生場所から処分施設まで運ぶ収集運搬業者と焼却・破砕・埋立などを行う処分業者(中間処理業・最終処理業)とに分かれるが、収集運搬作業員は、主に収集運搬業者に雇用されている。産業廃棄物処理業者は全国に約9900事業所あり、従業者数は12万人を超える。比較的規模の小さな会社が多い(2021年時点*1)建設業者や運送業者等が産業廃棄物収集運搬業の許可(産業廃棄物収集運搬業許可、特別管理産業廃棄物収集運搬業許可、特別管理産業廃棄物処分業許可)(*2)を取得して事業を行う場合もある。就業者の多くは男性である。
賃金、労働時間等労働条件は勤務先により異なり、社内規定による。年末や年度末など、取引先の企業の状況によって仕事が集中する時期もある。
運搬・収集の仕事は、有害物質を含んだ産業廃棄物の運搬や、非常に重いものや大きいものを運搬する必要もあるため、有害物質の知識がある程度必要であり、待遇面ではこれらの点が配慮されていることが多い。
なお、産業廃棄物処理業は社会経済システムに不可欠なインフラであり、産業廃棄物のリサイクルを行う環境ビジネスは注目されている。
*1 総務省 2021経済センサスから
産業(小分類),経営組織(5区分)別全事業所数
*2 東京都環境局 ホームページから