ノンデスクワーク

配電盤・制御盤等組立

別名・呼称: 配電盤組立工, 制御盤組立工, 配電装置組立工, 電気制御盤組立工, 開閉制御機器組立工, 制御機器製造工, 制御装置組立工

適性レーダーチャート

PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス

パソコン作業体を動かす外部顧客との接触正社員比率報酬・収入スコア専門性

・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。

・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。

レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位

項目名 この職種の値 518職種中の順位
パソコン作業 0.00 / 5.0 518職種中 468位
体を動かす 0.00 / 5.0 518職種中 468位
外部顧客との接触 2.73 / 5.0 518職種中 380位
正社員比率 70.0% 518職種中 227位
報酬・収入スコア 2.65 / 5.0 518職種中 280位
専門性 3.65 / 5.0 518職種中 201位

主な関連免許・資格

1級電気機器組立て技能士2級電気機器組立て技能士

仕事の概要

主に機械器具・道具等を用いて、配電盤・制御盤・分電盤・監視制御装置等(以下「配電盤等」という。)を組み立て、配線し、仕様・規格どおりになっているかの試験を行う。  配電盤とは高電圧の電気を変圧して複数の回路に送るもの、制御盤とは電動設備や機械における電気の流れを把握し調節を行うためのもの、分電盤とは配電盤から送られた電気を建物や施設内の各場所に分けるもの、監視制御装置とは防災情報システムなど各種のデータを一つにまとめて監視・制御するものである。これらは、ビル、商業施設、工場などにおける空調、照明、エレベーターなどの電気設備を稼働させるために不可欠な電気機械の一種である。  配電盤等の組立作業は、盤に取り付ける器具の位置等を示した図面や配線に関する接続図等に従って行われる。組立は手作業で行い一つの盤ができあがるまで基本的には一人で担当する。以下では、配電盤等組立の実際の仕事のながれ等について、ある配電盤メーカーの例を述べる。  毎朝の組立部門におけるミーティングにおいて、当日の作業予定・目標及び指示事項が説明され、グループの全員に共有された後に、各自の作業が始まる。配電盤等の組立は、下記に述べるとおり、器具取付け、導体組立、配線、構造検査・電気試験の順に進められる。  器具等の取付けについては、まず、盤の枠組である板金部品を組立図面どおりに取り付ける。次に、器具等の配置位置などが記載された図面を見ながら、スイッチ、ブレーカー、ヒューズ、保安装置などの器具を順に取り付けていく。板金部品に器具の大きさに合ったねじやボルトを入れて用途に合ったドライバー、ラチェット 等で締める。器具によって締め付ける強さが指定されている場合もあり、その際はトルクレンチ で締め付ける。さらに、大きい電流を流すための導体を取り付ける。作業後、取り付けた器具等が正しい位置にあるか、締め付けの強さが決められたとおりか等について、チェックシートに基づきまず作業者自身がチェックを行い、次に一定レベルの技能を持つ点検者が再チェック(ダブルチェック)を行う。万一不備があった場合には設置先の建物で盤が発火する可能性があるため、厳密なチェック体制が取られている。  配線については、器具を取付け後、接続図を見ながら制御回路 、主回路 の配線を行う。配線を行う前に、作業が効率良く進められるように配線の順番を考えておく。また、電線の被覆をはがす端末処理や電線サイズに合った端子への圧着も事前に準備しておく。配線が終わったら束線材を使用して電線を結束するが、回路の種類によって固定の仕方も異なるため注意が必要である。配線作業終了後には、器具等の取付け時と同様に、チェックシートに基づくダブルチェックを行う。  最後に、発注者が注文したとおりの寸法、高さ、色、器具の位置になっているか等の構造検査を行い、実際に完成した盤に電気を流し、発注者が注文したとおりの電気の流れになっているかの電気試験を行う。これらの作業については、器具等の取付け及び配線を行った作業者とは別の品質保証部門の試験員が担当する。これらの検査・試験の結果、必要があれば再度調整を行って完成させる。組立部門において盤面の貼付ラベルや盤の清掃等の出荷対応作業を行い、製品の納入前には、品質保証部門による出荷検査を行い合格判定後出荷する。  組立を行うためには、まず作業ごとに決められている作業基準やマニュアルを学習して多くのことを覚える必要があり、慣れるまでは苦労する。一方で、組立後の検査・試験の結果、ミスが一つもなかったときには達成感がある。 ◇よく使う道具、機材、情報技術等  ドライバー、ラチェット、トルクレンチ、スパナ、配線点検用具(ブザー等)、作業帽、保護めがね、安全靴

この職業に就くまで(働いている人の回答)

厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。

学歴

高卒未満 1.7%
高卒 53.3%
専門学校卒 13.3%
短大卒 3.3%
高専卒 6.7%
大卒 31.7%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) 1.7%
博士課程卒 0.0%
わからない 11.7%

入職前の訓練期間(学歴を除く)

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)

特に必要ない:45.0%
特に必要ない 45.0%
1ヶ月以下 6.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下 10.0%
6ヶ月超~1年以下 10.0%
1年超~2年以下 3.3%
2年超~3年以下 1.7%
3年超~5年以下 3.3%
5年超~10年以下 6.7%
10年超 0.0%
わからない 13.3%

入職前の実務経験

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間

特に必要ない:50.0%
特に必要ない 50.0%
1ヶ月以下 3.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下 8.3%
6ヶ月超~1年以下 10.0%
1年超~2年以下 3.3%
2年超~3年以下 3.3%
3年超~5年以下 5.0%
5年超~10年以下 1.7%
10年超 1.7%
わからない 13.3%

入職後に一人前になるまでの期間

この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間

必要でない(未経験でもすぐに即戦力):18.3%/1年超:43.4%
必要でない(未経験でも即戦力となる) 18.3%
1ヶ月以下 1.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下 15.0%
6ヶ月超~1年以下 13.3%
1年超~2年以下 10.0%
2年超~3年以下 10.0%
3年超~5年以下 15.0%
5年超~10年以下 6.7%
10年超 1.7%
わからない 8.3%

この職業に就くには(就業ルート)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要ない。工業高校・工科高校や電気・機械専攻の専門学校の新規学卒がメインであり、中途採用は少なく組立の経験者がほとんどである。  入職後の研修や配置、昇進は会社によって異なる。上述の配電メーカーでは、工場での安全教育や基礎的な技能の研修後、製造部門での短期研修を経てから適材適所に配置され、OJT で作業を習得する。また、昇進については、入職6年程度で作業リーダー、その後班長・作業長と組立の経験を積み、10年目を目安に課長等に昇進する。  関連資格としては、厚生労働省の定める技能検定の「電気機器組立て(配電盤・制御盤組立て作業)技能士」があり、入職後に3~5年程度で2級、その後、実務経験を積んで1級を取得することが可能である。  配電盤等組立の知識やスキルは入職後に習得することができる。工場においては図面通りの組立と規格、規定に合わせた製品を組み立て、納期を守ることが重要であるため、常にチームワークを大切にし、仕事のルールを守れること、忍耐強さが求められる。

労働条件・職場環境の特徴

勤務先は、配電盤メーカーの工場である。職場は全国に広がっている。  雇用形態は、勤務先により異なるが正社員が中心である。男女内訳や年齢構成は会社により異なる。  賃金、労働時間等の労働条件は、勤務先の規定による。基本的に日勤・土日祝日休みであるが、納期が切迫している時期などに残業が多くなる場合もある。  コロナ禍を契機として世界的な半導体や金属などの供給不足により器具類の納期が遅延しており、発注者への出荷時期も遅れるケースがあり懸念されている。一方、近年のIT化、DX 化の進展に伴い、配電盤等の製造においても、機材や製品の自動搬送、紙からタブレット等へのペーパーレス化などの「ものづくりDX」に力を入れている。配電盤等は、電気を適切にビル・工場等に届けて制御する役割を持ち、社会生活に不可欠な分野であり、引き続き需要が続くものと考えられる。