ノンデスクワーク

ビール製造

別名・呼称: 酒類製造工(清酒を除く), ビール製造工

適性レーダーチャート

PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス

パソコン作業体を動かす外部顧客との接触正社員比率報酬・収入スコア専門性

・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。

・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。

レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位

項目名 この職種の値 518職種中の順位
パソコン作業 2.81 / 5.0 518職種中 236位
体を動かす 2.55 / 5.0 518職種中 230位
外部顧客との接触 2.96 / 5.0 518職種中 321位
正社員比率 76.9% 518職種中 164位
報酬・収入スコア ― 518職種中 446位
専門性 ― 518職種中 446位

仕事の概要

ビール醸造所(ブルワリー)において、ビールの製造に従事する。  日本のビール業界は、長い間大手メーカーによる寡占状態が続いてきたが、1994年の酒税法改正による規制緩和で日本各地の小規模醸造所で“地ビール”や“クラフトビール”と呼ばれるビールが造られている。ビール製造の仕事内容は醸造所の規模によって異なるが、基本工程は同じである。  ビール造りでは、タンクや配管の洗浄・消毒を丁寧に行うことが大切である。ビールの場合アルコール度が低く、ビール酵母もどちらかといえば弱い発酵力しかないので、洗浄・消毒がおいしいビール造りの基本となる。  仕込みは、粉砕した麦芽を湯に浸して麦汁を造ることから始まる。麦汁に苦みをつけるホップを投入して約一時間煮込み、最後に香り用のホップを投入する。煮込みの終了した麦汁は、熱交換器を通して急冷しながら発酵タンクに移し、ここに酵母を投入すれば仕込みが完了する。  これから数十日間をかけて発酵・熟成させ、出来上がったビールをろ過した後、製品タンクに移し、アルミ缶やびんに詰めて出荷する。  大きなビール工場では、作業マニュアル等により、全く同じ品質のビールが造られるが、小さな醸造所では多くの作業が手作業であり、個人の経験や技能が製品の質に反映される余地が大きい。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  麦汁醸造機、発酵タンク、濾過機、製品タンク

この職業に就くまで(働いている人の回答)

厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。

学歴

高卒未満 3.8%
高卒 50.0%
専門学校卒 3.8%
短大卒 7.7%
高専卒 3.8%
大卒 46.2%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) 11.5%
博士課程卒 0.0%
わからない 19.2%

入職前の訓練期間(学歴を除く)

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)

特に必要ない:53.8%
特に必要ない 53.8%
1ヶ月以下 3.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下 15.4%
6ヶ月超~1年以下 3.8%
1年超~2年以下 0.0%
2年超~3年以下 3.8%
3年超~5年以下 3.8%
5年超~10年以下 3.8%
10年超 0.0%
わからない 11.5%

入職前の実務経験

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間

特に必要ない:57.7%
特に必要ない 57.7%
1ヶ月以下 0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下 7.7%
6ヶ月超~1年以下 7.7%
1年超~2年以下 3.8%
2年超~3年以下 3.8%
3年超~5年以下 7.7%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 11.5%

入職後に一人前になるまでの期間

この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間

必要でない(未経験でもすぐに即戦力):11.5%/1年超:46.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる) 11.5%
1ヶ月以下 3.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下 26.9%
6ヶ月超~1年以下 11.5%
1年超~2年以下 23.1%
2年超~3年以下 7.7%
3年超~5年以下 11.5%
5年超~10年以下 3.8%
10年超 0.0%
わからない 0.0%

この職業に就くには(就業ルート)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校を卒業後、ビール醸造所などに就職する。食品衛生の知識や醸造の知識があることが望ましい。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。  ビール造りは、最初は作業を習いながら手伝いから始め、様々な工程を経験する。地ビールやクラフトビールの製造では、ビール醸造の経験を積み重ねるうちに自分でコントロールできる部分が広がり、味を意図的に調整したり、新しいレシピを作ったりすることもできるようになる。熟練すると、単に与えられたレシピに従って作業をするのではなく、経営者や顧客と一緒に、新たなビール造りにも挑戦できる。このような過程を通じ、製造だけでなくマーケティングやセールスに精通することも必要である。

労働条件・職場環境の特徴

個性的で様々な味のビールを作り出している、小規模な醸造所は全国に383場ある(2024年12月時点*)。このような醸造所では、タンクの洗浄は夏暑く、冬寒い自然条件の中で行われる。仕込みの原材料や製品の運搬は重労働であるが、醸造所の規模によってはそれらの移動を機械で行う場合もある。発酵・熟成期間は作業が少ない反面、仕込みやびん詰めでは朝から夜までの作業となる。また、夏や観光シーズンなどには需要が大幅に高まるため、繁忙期となることが多い。  ヨーロッパでは2千年近くに渡りビールの文化が育まれてきたが、日本では大手メーカー以外では、小規模でのビール造りが認められた歴史も浅く、地ビールやクラフトビールを造る小規模醸造所も、ようやく近年、地場産業の一つとして力をつけつつあると言える。 *国税庁 酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和6年アンケート)