デスクワーク
録音エンジニア
別名・呼称: PAミキサー, ミキサー(録音スタジオ)
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 3.47 / 5.0 | 518職種中 58位 |
| 体を動かす | 2.53 / 5.0 | 518職種中 245位 |
| 外部顧客との接触 | 3.09 / 5.0 | 518職種中 283位 |
| 正社員比率 | 21.4% | 518職種中 446位 |
| 報酬・収入スコア | 2.67 / 5.0 | 518職種中 267位 |
| 専門性 | 4.33 / 5.0 | 518職種中 11位 |
主な関連免許・資格
サウンドレコーディング技術認定試験
仕事の概要
音楽コンテンツ等を制作するために録音作業を行う。
電子・電気機器を駆使して、演奏家の音を収録・調整し、制作者、ディレクターの意図に沿った音楽作品に仕上げる。適切なマイクロフォンを選び、マイクセッティングを行って、原音を収録し、調整卓(ミキシングコンソール)を使って音量、音色、響き、楽器のバランスなどを調整する。「ミキサー」と呼ばれることもある。
録音スタジオでは、主にマルチトラック録音という方法をとる。最初に楽器の演奏だけのトラックを録音し、次に歌手の唄入れをして、マルチトラック・マスターを完成させる。トラックダウン作業では、このマスターを調整卓でミキシングし、適切なバランスに仕上げる。コンピュータを用いて、できるだけ短時間で制作者、ディレクターの描くイメージを音楽として表現し、音としていく。
また、コンサートホールなどでは、その場でバランスやホールの響きを考慮して収録し、後日、演奏の良い部分をつなぎあわせ、編集を行って完成させる。CDとして完成するには、個々の2チャンネル・マスターを集め1枚のアルバムとして仕上げるマスタリングの作業が必要になる。録音エンジニアはマスタリングに立ち会い、CDになった場合の音の変化について、マスタリング・エンジニアと打ち合わせ、最適な音造りを行う。
この他、放送番組や映画、DVD・ブルーレイディスク等、映像ソフトの録音、編集作業を行う録音エンジニアもいる。映像ソフトの録音エンジニアは、俳優のセリフや野外ロケでの環境音源などの録音を行い、スタジオや編集室で録音されたセリフや音を編集して、映像に付ける作業を行う。
以上、ここでは従来からのステレオ(2チャンネル)での録音、編集を説明してきた。最近、映画館から始まり一般家庭のホームシアターでも普及している、「5.1ch」(スピーカーが正面、前方左右、後方左右の5本と低音の1本)があり、チャンネルが2から5になっている。5.1chはステレオよりも立体的で臨場感がある。「ハイレゾ」と呼ばれるCDを超える情報量の高音質音源も話題になっている。また、媒体もここで説明してきたCDからダウンロード、更にストリーミングへと変わっている。様々な技術進歩とその普及があるが、録音エンジニアの仕事はここで説明してきたことを基本に、このような技術進歩が加わり変わってきている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
マイク、調整卓(ミキシングコンソール)、録音機、音楽編集ソフト、パソコン
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
1.8%
高卒
14.3%
専門学校卒
50.0%
短大卒
3.6%
高専卒
0.0%
大卒
30.4%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
0.0%
博士課程卒
0.0%
わからない
23.2%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:37.5%
特に必要ない
37.5%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
3.6%
6ヶ月超~1年以下
7.1%
1年超~2年以下
5.4%
2年超~3年以下
5.4%
3年超~5年以下
10.7%
5年超~10年以下
1.8%
10年超
3.6%
わからない
25.0%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:28.6%
特に必要ない
28.6%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
1.8%
6ヶ月超~1年以下
8.9%
1年超~2年以下
7.1%
2年超~3年以下
7.1%
3年超~5年以下
7.1%
5年超~10年以下
1.8%
10年超
1.8%
わからない
35.7%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):8.9%/1年超:51.8%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
8.9%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
1.8%
6ヶ月超~1年以下
7.1%
1年超~2年以下
16.1%
2年超~3年以下
5.4%
3年超~5年以下
19.6%
5年超~10年以下
7.1%
10年超
3.6%
わからない
30.4%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。一般的には、専門学校の音響芸術科、放送芸術科、録音技術科などを卒業後、録音スタジオにアシスタントとして採用されるか、録音エンジニアの派遣会社に所属してレコード会社やレンタルスタジオに派遣されることが多い。また、大学で電子工学、音響工学、芸術学、音楽学などを専攻し、レコード会社に採用される場合もある。
サウンドレコーディング技術認定試験等日本音楽スタジオ協会の認定資格があり、技術の証明になる。録音エンジニアには、主に調整卓を使って音を仕上げるレコーディング・エンジニアとそれ以外のアシスタント・エンジニアがいる。はじめは、主にマイクのセッティングや録音機の操作などを行うアシスタント・エンジニアとして働きながら、感性を養い、自分独自の音を磨き、レコーディング・エンジニアとして評価される機会を待つ。
音楽が好きであることに加えて、機材を修理する技術、手先の器用さも必要となる。また、譜面が読めることが望ましい。映像ソフトの録音エンジニアは、映像に対する感性も重要である。
いずれの録音エンジニアも、歌手、演奏家、俳優、ディレクター、作曲家など様々な人との共同作業が基本となり、対人関係の能力が重要となる。また、歌手や演奏家、俳優のスケジュールが優先され、不規則なスケジュールになることもあり、体力や自己管理も必要となる。
労働条件・職場環境の特徴
音楽ソフトの録音エンジニアの多くが、東京・大阪・神奈川等に集中する録音スタジオに所属している。また、レコード会社に所属する録音エンジニア、フリーで活動するエンジニアもいる。契約社員としてレコード会社に所属するケースも多い。男性が多いが、女性も増えている。
録音スタジオは土日祝日に関係なく稼動しており、作業が夜間までかかることも多く、勤務時間は不規則で長時間になることがある。
映像ソフトの録音エンジニアは放送局や映像プロダクションに所属しているか、独立してフリーランスで作品単位の契約で仕事をしていることが多い。労働時間は撮影スケジュールが優先されるため、不規則になりがちである。