デスクワーク
ネット通販の運営
別名・呼称: インターネット通信販売受付事務員, ネットショップ事務員, ネット通販運営事務員
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 3.50 / 5.0 | 518職種中 53位 |
| 体を動かす | 2.18 / 5.0 | 518職種中 349位 |
| 外部顧客との接触 | 2.80 / 5.0 | 518職種中 368位 |
| 正社員比率 | 27.8% | 518職種中 422位 |
| 報酬・収入スコア | 2.63 / 5.0 | 518職種中 289位 |
| 専門性 | 3.35 / 5.0 | 518職種中 307位 |
主な関連免許・資格
特に必須とされる特定の免許・資格はありません。
仕事の概要
ネット通販の業務は、「フロント業務」と「バックヤード業務」に大きく分けられる。このうちネット通販の運営はサイト管理、商品管理、商品情報登録、顧客対応、受発注管理、在庫管理などの「バックヤード業務」を担当する。
ネット通販とは、実店舗をもたない通信販売の一形態で、EC(electronic commerce)とも呼ばれている。ECは、法人向け(BtoB)、消費者向け(BtoC)、個人間(CtoC)などの形態がある。この中で、特に消費者向けの取引を「ネットショップ」と呼んでいる。ここでは主に企業が運営するネット通販事業の運営について述べる。
企業規模、業務形態がECモール出店型か自社サイト運営型か、BtoB型(法人向け)かBtoC型(消費者向け)かなどの違いによって業務内容は大きく異なるが、基本業務としては、多数の商品を正確に効率よく取り扱う商品管理、お客の注文を受けてから商品を発送するまでの受発注管理、トラブルなくサイトを安定的に運営するサイト管理が上げられる。また、在庫管理、売り上げ管理等も行う。加えて、お客からの問い合わせ、苦情、商品交換・返品の要望にも随時、対応する。
規模の小さい企業では1人の担当者が運営全般を担っているが、規模の大きな企業では、顧客対応はコールセンターが対応するなど分業化が進んでいる。
いずれにせよ、「フルフィルメント業務」を担当若しくは監督するのが運営担当の仕事である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、スマートフォン
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
0.0%
高卒
25.9%
専門学校卒
13.0%
短大卒
18.5%
高専卒
5.6%
大卒
27.8%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
0.0%
博士課程卒
0.0%
わからない
35.2%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:61.1%
特に必要ない
61.1%
1ヶ月以下
7.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
7.4%
6ヶ月超~1年以下
3.7%
1年超~2年以下
0.0%
2年超~3年以下
3.7%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
16.7%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:57.4%
特に必要ない
57.4%
1ヶ月以下
7.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
3.7%
6ヶ月超~1年以下
7.4%
1年超~2年以下
1.9%
2年超~3年以下
3.7%
3年超~5年以下
1.9%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
16.7%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):14.8%/1年超:13.0%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
14.8%
1ヶ月以下
18.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
20.4%
6ヶ月超~1年以下
11.1%
1年超~2年以下
9.3%
2年超~3年以下
3.7%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
22.2%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新卒の場合は、ネット通販企業かネット通販部門をもつ企業に入職してネット通販部門に配属、若しくは他部門に配属された後、異動により担当するという形になる。中途採用の場合は、職種を限定した求人がほとんどなので、そのままネット通販部門に配属になるケースが多い。急成長分野であるため、人材不足の状況であり、即戦力が期待される中途採用などの求人は多い。
なお、ネットショップを個人で開業して食品を販売する場合には食品衛生法に基づく営業許可が必要なように、扱う商品によっては販売免許が必要なこともある。
ECに関する関心と知識があること、パソコンやスマートフォンなどの情報機器を抵抗感なく使いこなせることが求められる。基本的にはデスクワークが多いが、社内の各部署との連携・連絡が欠かせない仕事でもあり、フットワーク良く横断的なコミュニケーションをとる機動性も必要である。また、運営の仕事は、「事故がなくて当たり前」の「裏方」業務であり、常に全体を見渡しつつ地道で堅実な作業ができることが求められる。直接お客に対応する仕事もあり、誠実に丁寧な対応ができるコミュニケーション能力も重要である。
労働条件・職場環境の特徴
ネット通販の運営主体としては、自社製品を販売するメーカー系の事業者、実店舗も運営している流通系の事業者、カタログ販売やテレビショッピングを展開してきた通販系の事業者、オンラインのみの販売を前提に出品や出店企業を集めて運営するECプラットフォーム系の事業者に分かれる。
個人で開業をする場合を除けば、基本的に企業の中の職務(仕事)であり、労働時間や給与などの待遇は各社の社内規定に準拠する。
年齢的には、20代後半から30代、40代前半が中心のところが多い。扱う商品や事業形態によって異なるが、比較的女性の比率が高い仕事である。
日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は26.1兆円であり、年々拡大している。そのうち、物販系分野(食品、生活家電、衣類、生活雑貨等)をみると15.2兆円、また、EC化率は9.8%と上昇しており、商取引の電子化が進展している。書籍、映像・音楽ソフト(56.5%)、生活家電、AV機器、PC・周辺機器等(43.0%)のように高い値を示すものもある。なお、国内のBtoB-EC(企業間電子取引)の市場規模は514.4兆円、また、EC化率は43.1%と増加傾向にある。(2024年時点*)。ネット通販の仕事については引き続き需要が見込まれる。
*経済産業省 令和6年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)