ノンデスクワーク
めっき工
別名・呼称: めっき設備オペレーター, アルマイト工, 化学めっき工, 気相めっき工, 化成処理工, 真空めっき工, 電気めっき工, 防錆処理工, 溶射めっき工, 溶融めっき工
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.64 / 5.0 | 518職種中 285位 |
| 体を動かす | 2.93 / 5.0 | 518職種中 97位 |
| 外部顧客との接触 | 1.83 / 5.0 | 518職種中 498位 |
| 正社員比率 | 83.0% | 518職種中 121位 |
| 報酬・収入スコア | 2.46 / 5.0 | 518職種中 359位 |
| 専門性 | 3.35 / 5.0 | 518職種中 307位 |
主な関連免許・資格
めっき技能士特定化学物質作業主任者有機溶剤作業主任者毒物劇物取扱責任者公害防止管理者
仕事の概要
金属、プラスチック、セラミックスなどの表面を薄い金属の被膜で覆う「めっき」を行う。
めっきは、さびや腐食を防いだり(防錆機能)、品物を美しく見せることによって価値を高める(装飾機能)、また、傷や摩耗を防いだり(機械的特性)、電気を伝わりやすくする(電気的特性)などの目的で広く使われている。
めっきの方法は、水溶液を用いてめっきする「湿式めっき」と真空中で蒸発させた金属を用いる「乾式めっき」に大別される。「湿式めっき」には、電気を用いてめっきする「電気めっき」と化学反応を用いてめっきする「化学めっき(無電解めっき)」が、「乾式めっき」には「真空めっき」などがある。普通、めっきというと電気めっきや化学めっきをさす。電気めっきは、金属塩を含む電解質溶液の中でめっきされる金属を陰極として電気分解し、陰極の表面にめっき金属が析出する電気化学反応を利用して行う。
めっき工は、通常、まず治具(じぐ)にかけられた素材を、酸、アルカリ、脱脂液、めっき液、水の入った処理槽に何回も出し入れする作業を行う。次に、乾燥を終えためっき製品を治具から取りはずし、検査後、梱包作業にまわす。
処理槽への治具の出し入れと搬送は、昔は手作業であったが、最近は、一部ホイストなどによる半自動式の他、自動めっき装置で脱脂から乾燥までの全工程を行う完全自動装置が普及している。これにともなって、めっき工の仕事は、めっきの前処理のための素材のブラッシングや重量物の運搬といった肉体労働中心から、ホイストの操作や自動めっき装置による電流・時間調整の作業に変わってきている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
治具(じぐ)、ホイスト、自動めっき装置、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
2.1%
高卒
61.7%
専門学校卒
10.6%
短大卒
2.1%
高専卒
4.3%
大卒
38.3%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.1%
博士課程卒
0.0%
わからない
4.3%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:57.4%
特に必要ない
57.4%
1ヶ月以下
10.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
8.5%
6ヶ月超~1年以下
6.4%
1年超~2年以下
2.1%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
2.1%
5年超~10年以下
2.1%
10年超
0.0%
わからない
10.6%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:68.1%
特に必要ない
68.1%
1ヶ月以下
8.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
8.5%
6ヶ月超~1年以下
0.0%
1年超~2年以下
2.1%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
12.8%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):12.8%/1年超:19.2%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
12.8%
1ヶ月以下
4.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
36.2%
6ヶ月超~1年以下
19.1%
1年超~2年以下
8.5%
2年超~3年以下
4.3%
3年超~5年以下
6.4%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
8.5%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。工業系の高校等を卒業し入職するのが一般的である。また、他の職業からの中途採用もある。
新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介がほとんどである。中途採用は、ハローワーク、新聞、求人広告等で行われている。
入職後、現場でのめっき作業の実務経験を重ねる中で各種の資格を取得していくのが一般的である。公共職業訓練校に入校してめっき技術を習得することもできる。
関連資格として厚生労働省が定める技能検定の「めっき技能士」がある。また、労働安全衛生法に定める「特定化学物質作業主任者」や「有機溶剤作業主任者」などの資格がある。この他にも「毒物劇物取扱責任者」、「公害防止管理者」などの国家資格も持っていると有利である。
めっきの段取りやめっきの厚み指定を行うために、めっきの種類、品物、要求品質に応じた薬品層の組成と処理条件など、めっきに関する基礎知識を持っている必要がある。高温多湿の作業環境の中で立ち作業を行う場合もあり、一定の体力が必要である。
労働条件・職場環境の特徴
勤務先はめっき工場等である。素材加工からめっき加工まで一貫して行う工場と、めっき加工だけを受注して専業で生産を行う下請めっき工場がある。数の上では、下請めっき工場が圧倒的に多い。
賃金、労働時間等労働条件は、勤務先の規定による。日勤が多いが、2ないし3交替制による勤務体制となっている工場もある。
めっき作業は、常に水、重金属、毒物劇物などを大量に取り扱うほか、めっき液が高温のため作業環境は高温多湿となる場合も多い。また脱脂や酸洗といった前処理工程やめっき工程では有機溶剤や毒物劇物を扱うため、こうした化学物質や電気による危険、あるいは薬品の臭いが伴う。このため、局所排気装置の取り付けなど労働安全衛生面で厳重な指導が行われている。
めっき加工の仕事は、機械化や自動化が進んできてはいるが、人の手による作業も行われており、労働条件の改善や労働安全に関する環境の整備などが進められてきている。