ハイブリッド
生産用機械組立
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.91 / 5.0 | 518職種中 204位 |
| 体を動かす | 2.91 / 5.0 | 518職種中 106位 |
| 外部顧客との接触 | 2.20 / 5.0 | 518職種中 468位 |
| 正社員比率 | 70.0% | 518職種中 227位 |
| 報酬・収入スコア | 2.88 / 5.0 | 518職種中 193位 |
| 専門性 | 3.26 / 5.0 | 518職種中 334位 |
主な関連免許・資格
フォークリフト運転技能者特級仕上げ技能士1級仕上げ技能士2級仕上げ技能士溶接技能者クレーン・デリック運転士(クレーン限定)陸災防フォークリフト荷役技能検定1級陸災防フォークリフト荷役技能検定2級
仕事の概要
受注した特注の単品や多品種少量製品の生産用機械を提供された設計図に基づいて組み立てる。
生産用機械の種類は非常に多く、金属の切削や曲げ加工を行う工作機械や鍛造機械、プラスチック製品を作る合成樹脂加工機械、溶接などを行う産業用ロボット、土木・建設工事に使用される土木建設機械、プレス周辺機器など工場の生産設備を自動化する機械、省力機械などが代表的である。
大量生産の場合は「ライン生産方式」により、業務を細かく分けて1人1人の組立担当に割り当て、レーンを流れてくる仕掛品に同じ部品を組み付ける作業を繰り返す。これに対して、製造する機械が毎回変わる、いわばオーダーメイドの単品製造の場合は、ベルトコンベア方式では生産品目の変更に柔軟に対応できない。そこで1990年代に登場したのが、1人若しくはチームでセルを組んで、セルごとに部品を組み立てて完成品に仕上げる「セル生産方式」である。セル生産方式はリードタイムが短くて済み、生産品目の切り替えが簡単で、在庫も少なく抑えられるなどのメリットがある。
機械の生産は多くの工程に分かれているが、大きく分けると、工作機械などを使用して組立に必要な機械部品を生産する工程、部品を合わせて一台の製品として完成させる機械組立工程に二分される。
機械組立工程の流れを見ていくと、まず設計部との打ち合わせを経て、現地調査を行い、部品や装置の搬入や完成品の搬出に支障のないルートがあるかどうか、設置フロアの段差の状況等を確認する。さらに、図面に基づいて必要な工具を整備し、組立に必要な加工部品が揃っているかを確認する。ここまで準備が整ったところで、組立担当は機械技術者から手順について説明を受け、ベース(基礎台)、フレーム(骨組)、コラム(柱)など機械の骨格となる重量物を、クレーンなどを使って据え付ける。同時に、機械駆動部分などそれだけでひとつの機能を持つユニットの組立を進める。できたユニットを、クレーンやリフトを使って本体部分に取り付け、ユニット間を結合して付属品を取り付け、配線・配管などを行う。
組立終了後、総組立調整作業を行い、組立てた機械が検査仕様どおりの性能を発揮し、正しく作動するかどうかを確認する。さらに検査担当あるいは技術者が検査を行い、社内検査に合格した後、顧客同席検査を行うが、ここで顧客の追加要望を反映させたり、機能には直接関係なくとも外見なども厳しくチェックする。単品販売の製品の場合はここで出荷となるが、顧客先の工場に設置する場合は、ユニットごとに解体して、搬送・搬入をして、現地で復元し設置を行い、最終的な動作・生産確認をして納品となる。顧客企業の工場に設置されている機械との連動動作確認もこのときに行う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
クレーン、リフト、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
4.0%
高卒
52.0%
専門学校卒
8.0%
短大卒
8.0%
高専卒
16.0%
大卒
32.0%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
4.0%
博士課程卒
0.0%
わからない
8.0%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:54.0%
特に必要ない
54.0%
1ヶ月以下
10.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
12.0%
6ヶ月超~1年以下
2.0%
1年超~2年以下
4.0%
2年超~3年以下
2.0%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
4.0%
10年超
0.0%
わからない
12.0%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:60.0%
特に必要ない
60.0%
1ヶ月以下
10.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
6.0%
6ヶ月超~1年以下
2.0%
1年超~2年以下
2.0%
2年超~3年以下
4.0%
3年超~5年以下
0.0%
5年超~10年以下
4.0%
10年超
0.0%
わからない
12.0%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):12.0%/1年超:24.0%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
12.0%
1ヶ月以下
18.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
24.0%
6ヶ月超~1年以下
12.0%
1年超~2年以下
4.0%
2年超~3年以下
4.0%
3年超~5年以下
12.0%
5年超~10年以下
2.0%
10年超
2.0%
わからない
10.0%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。高校(工業系)、専門学校などの卒業生が多い。中途採用の場合は、同業からの転職者が多い。
新卒で入職した場合は、新人研修を経て配属となり、現場でOJTを受けて、実務を行う。4~5年の経験を積み、会社の定める要件を満たすと一人前と見なされる。
キャリアパスとしては、経験と熟練を重ね、リーダー、班長(工長)、作業長(技長)へと現場系列の監督職に昇進する。また、組立技能の向上と知識の習得などによって、組立現業職から生産技術職などに異動する場合がある。
関連資格として、厚生労働省が定める技能検定に「仕上げ技能士」の資格があり、取得すると技術の証明として評価される。
入職後にクレーン操作や溶接など特定の業務に就く場合は、「クレーン運転士免許」、「フォークリフト運転技能者」、「溶接技能者」などの免許が必要となる場合がある。資格試験のサポートをする企業もある。
機械組立に必要な機械工学、電気工学等のほか、組立工程のロボット化・電子化が進んでいるため、システム工学や制御技術、電子装置に関する幅広い知識が求められるようになってきている。機械部品を相互に組合せ、立体的に本体に取付け、組立てを行うため、目と手の共応、物体の形態を知覚する能力、空間(立体)判断力などの能力が求められる。
長時間作業を行う根気強さや集中力、重いものを持ったり大型部品を扱ったりするため、一定の体力も必要となる。また、設計や営業、管理などとプロジェクトを組むことが多いので、コミュニケーション能力は重要である。
労働条件・職場環境の特徴
勤務先は機械メーカー等である。就業地は重工業地域のウェイトが高いが、近年は地方の工業都市への分散化傾向がある。
顧客企業の生産工程に直接関わる仕事なので、機密情報の保持の面からも、また多能工の育成という面からも正社員が多い。
賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。
組立作業は最終工程であるため、設計や機械加工などの前工程の遅れがあると、納期に間に合わせるために残業や休日出勤が必要となる場合もある。また、顧客の工場が稼動していない週末や夏季休暇中などに生産用機械の納入を要望されることが多いので、休日の作業が多くなる。海外などの納品、組立を担当する場合は、1週間から1カ月の出張もある。
大量生産の製造の場合は機械化が進めやすいが、オリジナルで精度の高い単品機械の組立は自動化がむずかしいため、熟練の多能工の需要が衰えることはないが、高齢化や人手不足により、多能工の育成が難しくなっている。このため、ロボットの採用、多能工と単能工を組み合わせたセルの構成など新たな取り組みが行われている。