ノンデスクワーク
織布工/織機オペレーター
別名・呼称: 織布設備オペレーター, はた(機)ごしらえ工, へ(経)通工, 織機操作工, 製織工
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 1.94 / 5.0 | 518職種中 432位 |
| 体を動かす | 2.70 / 5.0 | 518職種中 182位 |
| 外部顧客との接触 | 2.02 / 5.0 | 518職種中 483位 |
| 正社員比率 | 70.8% | 518職種中 216位 |
| 報酬・収入スコア | 2.49 / 5.0 | 518職種中 345位 |
| 専門性 | 3.07 / 5.0 | 518職種中 369位 |
主な関連免許・資格
特に必須とされる特定の免許・資格はありません。
仕事の概要
布地には、2種類の方向の糸を交錯させてつくった「織物」と、1本の糸を編んでつくった「ニット」がある。前者の「織物」をつくる「織布」工程で織機の運転・操作をする。
織物はすべてタテ方向に走っている経糸(たていと)と、それに直角に走っている緯糸(よこいと)を一定の法則で交錯させてつくる。織布には、経糸準備のための巻返、整経、糊付、経通(へどおし)の工程、緯糸準備のための巻返、管巻の工程、そして製織、仕上の工程がある。
経糸の準備工程では、まず経糸をコーンやチーズと呼ばれる糸巻に巻き取る。次に、織物設計に従って必要な本数の経糸を、ビームと呼ばれる円筒形の糸巻き器に一定の長さに巻き取り、経糸が切れないよう、糊付機を使って糸に糊を付けて補強する。
緯糸の準備工程も、経糸とほぼ同様である。そして、経糸を織機に通す「経通し(へどおし)」の後、経糸の間に緯糸を挿入する製織工程に移る。
製織工程では、織機と呼ばれる機械を用いるが、織機には、緯糸を経糸の間に通す方法によって、杼を使って通す有杼織機と、水や空気のジェット流に糸を乗せて通す無杼織機がある。通常はオペレーターが糸の補給と機械の運転・糸切れの補修を行う。
最後の仕上げの工程では、検反機などの機械を用いて、織物を検査し、折りたたみ、欠点の個所を修正し、格付けをする。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
織機、コーン、チーズ、ビーム、糊付機、杼、無杼織機、検反機
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
4.2%
高卒
47.9%
専門学校卒
18.8%
短大卒
10.4%
高専卒
4.2%
大卒
22.9%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.1%
博士課程卒
2.1%
わからない
20.8%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:47.9%
特に必要ない
47.9%
1ヶ月以下
6.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
14.6%
6ヶ月超~1年以下
4.2%
1年超~2年以下
2.1%
2年超~3年以下
2.1%
3年超~5年以下
2.1%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
2.1%
わからない
18.8%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:58.3%
特に必要ない
58.3%
1ヶ月以下
2.1%
1ヶ月超~6ヶ月以下
6.3%
6ヶ月超~1年以下
2.1%
1年超~2年以下
0.0%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
4.2%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
2.1%
わからない
25.0%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):10.4%/1年超:23.0%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
10.4%
1ヶ月以下
10.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
27.1%
6ヶ月超~1年以下
12.5%
1年超~2年以下
2.1%
2年超~3年以下
14.6%
3年超~5年以下
4.2%
5年超~10年以下
2.1%
10年超
0.0%
わからない
16.7%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者の場合は、学校やハローワークの紹介によって入職する人たちがほとんどである。転職者やパートタイマーなどの中途採用の場合は、ハローワークの紹介や求人広告などにより入職している。
入職後の教育は、企業や工場によってやり方に違いが見られる。入職直後から基礎的な知職や技能を習得する研修が行われ、その後は配属された職場で必要に応じて研修が行われる。こうした教育によって一人前の織機オペレーターとして仕事ができるようになる。
織物の品質を保つためには、多数の糸がムラなく流れるように配慮し、わずかな糸の張り具合の違いに注意を払う必要があるため、機敏さと手先の器用さ、また注意力や観察力が求められる。
労働条件・職場環境の特徴
織物の事業所数は、全国に広がっており、特に近畿、東海、北陸地方に多い(2016年時点*1)。
就業者は高齢者が多く、50代が中心である。技術伝承の為、60代も珍しくない。
勤務形態は企業によって異なり、昼間勤務が多いが、2交替制(早番、遅番)、3交替制(24時間)が基本のところもある(2019年時点*2)。また、その他の賃金、労働時間等の労働条件も、職場によって異なり社内規定による。
織布工程のコンピュータによる集中管理化等も進んできているが、品質維持の観点から最終仕上げは手作業で行う場合もある。
人件費の安い海外への工場の移転等により、国内の繊維事業所数、出荷量は減少傾向ではある。一方で、高い技術力を持ち高品質のテキスタイルを生産し、世界の高級ブランド等で採用される等、グローバルに事業展開する企業も出てきている
*1 総務省 2016経済センサスから
*2 取材結果から