ノンデスクワーク
マンション管理員
別名・呼称: マンション管理人, アパート管理人, 下宿管理人, 住込管理人(マンション)
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.02 / 5.0 | 518職種中 417位 |
| 体を動かす | 2.25 / 5.0 | 518職種中 329位 |
| 外部顧客との接触 | 3.25 / 5.0 | 518職種中 236位 |
| 正社員比率 | 19.2% | 518職種中 455位 |
| 報酬・収入スコア | 2.32 / 5.0 | 518職種中 403位 |
| 専門性 | 2.79 / 5.0 | 518職種中 415位 |
主な関連免許・資格
特に必須とされる特定の免許・資格はありません。
仕事の概要
マンション管理会社の社員として、管理会社が分譲マンションの管理組合と結んだ管理委託契約書に基づいて、居住者応対やその他日常管理業務を行う。マンション居住者からは「管理人さん」と呼ばれることが多い。
マンション管理員の仕事は、管理委託契約書の雛形となる、国土交通省作成の「マンション標準管理委託契約書」(2018年3月改訂版)に典型例が示されており、これに基づくと、①受付等業務(訪問者や居住者の応接・電話の応対、管理組合が定める各種届出の受理、宅配物の預かり・引渡し、管理用備品・鍵の管理など)、②点検業務(建物・諸設備の外観目視点検・記録、照明・管球類等の点検・交換、不審者や不審物・無断駐車等の確認など)、③立会業務(保守・営繕等外注業務の着手・実施の立会い、ゴミ搬出や清掃業務の立会い、災害・事故等処理の立会いなど)、④報告連絡業務(管理組合の文書の配付・掲示、各種届出・点検結果・立会結果等の報告、災害・事故等発生時の連絡・報告、居住者間のトラブルやクレーム発生時の報告など)に整理できる。清掃業務そのものは含まれていないが、マンションの規模により、清掃を兼務しているところも少なくない。
契約に定められた業務をこなすだけではなく、マンション管理にかかわる業務全般にわたって対応を求められることが多い。マンションの現場で居住者のみならず近隣地域の住民と日常的に接することを踏まえると、マンション管理の仕事は、居住者からは管理会社の、地域の住民からはそのマンションの「顔」として見られる立場にある。それだけに、想定外の事態に対しても、コミュニケーション能力、とっさの判断、機転、公平な対応、守秘義務(居住者の日常生活と接することから個人情報の適正な取扱いは特に重要)などが問われる仕事と言える。ただし、マンション管理員の仕事の範囲は限られており、自分だけの判断で動くことなく、管理会社の担当者(マンション管理フロント)をはじめとするスタッフとの緊密な連絡のもとに行動することが求められる。
なお、マンション管理員とは別に、居住者からの問い合せや要望への対応、集会室やパーティールーム、ライブラリー、フィットネスルーム、来客用駐車場等の共有施設の予約受付等の業務を専門に行うスタッフを配置する例もある。このような専門スタッフは一般的に「コンシェルジュ」と呼ばれる。
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
1.9%
高卒
23.1%
専門学校卒
3.8%
短大卒
5.8%
高専卒
0.0%
大卒
40.4%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
0.0%
博士課程卒
0.0%
わからない
36.5%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:53.8%
特に必要ない
53.8%
1ヶ月以下
30.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
7.7%
6ヶ月超~1年以下
1.9%
1年超~2年以下
0.0%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
1.9%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
3.8%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:75.0%
特に必要ない
75.0%
1ヶ月以下
11.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
3.8%
6ヶ月超~1年以下
1.9%
1年超~2年以下
1.9%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
3.8%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
1.9%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):23.1%/1年超:7.7%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
23.1%
1ヶ月以下
32.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下
23.1%
6ヶ月超~1年以下
11.5%
1年超~2年以下
5.8%
2年超~3年以下
0.0%
3年超~5年以下
1.9%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
0.0%
わからない
1.9%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、必要な資格や免許はなく、学歴や経験も不問であるが、新卒採用はほぼ無く、定年退職者等が再就職先として選択するケースが大半である。同職業は求人の年齢設定が60歳代のものが多く、また実際の勤務は70歳代になっても可能であることが一般的である。
採用は、各管理会社が新規に管理マンションを受託したとき、あるいは担当者が退職したときなどに行われる。新聞や雑誌、インターネットなどの求人広告やハローワークへの求人申込みが多いが、管理会社が自社のホームページで募集するケースも増えている。採用後は、各社独自の研修を受けた後、現場実習を経て勤務に就くことになるが、配属後も定期的な研修を義務づけ、スキル向上をセールスポイントとする会社もある。
コミュニケーション能力、ホスピタリティの精神、コンプライアンス意識といった社会人としての豊富な人生経験や対人対応力が重要であり、同時に、健康でフットワーク良く動けることが求められる。
労働条件・職場環境の特徴
マンションの管理方式には、24時間常駐する「常駐管理」、通勤して、日中のみマンションを管理する「日勤管理」、定期的に複数のマンションを見回る「巡回管理」、マンション管理する者を置かない「無人管理」の4種類がある。常駐では、マンションに住み込むケース、昼間のみの勤務で夜間は警備員が分担するケースなどがある。防犯や安全性という面では常駐が好ましいが、管理費が高額になるので人の駐在時間を少なくして、機械による24時間管理システムを導入する管理会社も増えてきた。巡回の場合は、担当マンションが決められており、曜日や時間帯によって勤務するマンションが変わることになる。無人管理は管理組合が自主管理をするもので、管理費は少なくて済むが管理組合の負担は大きく、この方式をとっているところは少ない。
管理方式によって勤務体系は異なるが、いずれの場合でも休日や勤務時間はあらかじめ決められている。一般的には週休2日制だが、マンション管理組合の理事会や総会は土日、や夕方に開催されることが多いので、立会を求められる場合は出席しなければならない。点検などでの外回りや、台風や雪といった荒天時には見回りや点検も必要で、夜間に緊急のトラブルへの対応を求められることもある。
資格や経験不問で、中高年の再就職がほとんどという事情もあり、正社員雇用はほとんどなく、大半が契約期間が1年以下の契約社員、アルバイト、パートとしての雇用になる。複数年の期間雇用とする管理会社も出てきている。
賃金形態は、契約社員は月給制、アルバイト、パートは時給制をとっているところが多い。
就業者は男性がほとんどで、女性比率は1割程度と見られている。ただし女性専用マンションもあり、マンション管理を行う女性へのニーズ拡大の動きも見られる。