デスクワーク

システムエンジニア(基盤システム)

別名・呼称: 社内システムエンジニア(主にシステムの設計に従事するもの), システムアーキテクト, システム設計技術者, ソフトウェアアーキテクト, ITアーキテクト, インフラエンジニア, 基盤システムエンジニア

適性レーダーチャート

PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス

パソコン作業体を動かす外部顧客との接触正社員比率報酬・収入スコア専門性

・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。

・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。

レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位

項目名 この職種の値 518職種中の順位
パソコン作業 3.31 / 5.0 518職種中 94位
体を動かす 1.98 / 5.0 518職種中 402位
外部顧客との接触 3.48 / 5.0 518職種中 152位
正社員比率 90.9% 518職種中 49位
報酬・収入スコア 3.05 / 5.0 518職種中 127位
専門性 3.45 / 5.0 518職種中 288位

主な関連免許・資格

基本情報技術者応用情報技術者システムアーキテクトネットワークスペシャリストデータベーススペシャリスト

仕事の概要

ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計、開発する。サーバーを設置、設定し、OS(オペレーティングシステム)等をインストールし、ストレージ(記憶装置)やネットワークを設定するエンジニアであるが、最近はクラウド上にバーチャルでシステムを構築することも多くなっており、この場合、ハードウェアにまったく触れず、設計、開発を行う。インフラエンジニアとも呼ばれる。  ITインフラには、サーバー、ストレージ、ネットワーク、パソコンなどのハードウェア、またデータベースなどのミドルウェア、その上で動くアプリケーションがある。大規模なシステムでは、専門のネットワークエンジニア、データベースエンジニア等が分担して行う場合もあるが、ITインフラの開発として一人で行う場合もある。既存のITインフラの拡張や機能追加を行う場合もある。  仕事の流れをみると、顧客の要望を聞取り、どのようなITインフラが求められているか明確にする(要件定義)。次いで使用するハードウェアやOSなどのソフトウェアを選択し、ITインフラの構成を決めていく(設計)。この工程で設計書を作成するが、主な内容は、機能、構成、性能、信頼性、予算、開発工程である。  設計に基づき、機器などを導入して実際にシステムを作る(構築)。この工程では、機器やソフトウェアを発注し、機器の設置場所に搬入し、組み立て、配線などを作業員に指示しながら行い、その後OS、ミドルウェアなどをインストールする。  システムの構築が完了したら、そのシステムを利用し開発等を行うエンジニアに引き継ぐ。引き継いだ開発過程で疑問や問題が生じた場合はそれに対応する。この開発段階で不具合や改善点(レスポンス、安定性、想定通り稼働しない、等々)があれば、導入したハードウェア、ネットワーク、OS等を確認し、設定を見直したり、場合によっては部分的に入れ替えたりすることもある。運用開始後、開発したITインフラに不具合や改善点が生じた場合はそれに対応する。  ITインフラの開発過程は今後の開発や保守のためにドキュメントとして整理する。  ITインフラはサーバーなどを顧客の施設に設置し、運用していたが、最近ではクラウドでの運用が多くなっている。大手IT企業が膨大な数のサーバーを設置したデータセンターを建設し、その中で顧客毎に仮想のITインフラを構築できるようにしている。顧客はITインフラがどこかにあるか意識することなく運用できる。このようなサービスは、ハードウェア、OS等をネットワーク上のサービスとして提供するIaaS(イアース:Infrastructure as a Service)、これに加えミドルウェアも提供するPaaS(パース:Platform as a Service)、さらにアプリケーションも提供するSaaS(サース:Software as a Service)等が展開されている。これらのサービスは導入コストや維持管理コストが削減でき、拡張性にすぐれ、信頼性も高く、運用保守もしやすいため、利用が広がっている。これに伴いシステムエンジニア(基盤システム)の仕事はこれらネット上の各種サービスを分析し、設定や調整を行い、システムを構築するものになっている。 <就業希望者へのメッセージ>  基盤システムは、シスエムエンジニアが設計・開発する中で最大級の大規模なもので、文字どおりITの基盤です。いろいろな経験と知識を活かし開発・設計する、エンジニアとして一つの目標となる仕事です。(就業者 20代) ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  サーバー、OS(オペレーティングシステム)、ストレージ(記憶装置)、ネットワーク、クラウド(IaaS、PaaS、SaaS)、表計算ソフト(Excel、GoogleGoogleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、コラボレーション・ツール(情報共有、スケジュール管理、リモート・ミーティング)、パソコン、タブレット

この職業に就くまで(働いている人の回答)

厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。

学歴

高卒未満 2.3%
高卒 4.5%
専門学校卒 18.2%
短大卒 0.0%
高専卒 11.4%
大卒 84.1%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) 13.6%
博士課程卒 2.3%
わからない 4.5%

入職前の訓練期間(学歴を除く)

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)

特に必要ない:27.3%
特に必要ない 27.3%
1ヶ月以下 4.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下 22.7%
6ヶ月超~1年以下 9.1%
1年超~2年以下 6.8%
2年超~3年以下 6.8%
3年超~5年以下 2.3%
5年超~10年以下 2.3%
10年超 0.0%
わからない 18.2%

入職前の実務経験

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間

特に必要ない:38.6%
特に必要ない 38.6%
1ヶ月以下 2.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下 18.2%
6ヶ月超~1年以下 9.1%
1年超~2年以下 4.5%
2年超~3年以下 0.0%
3年超~5年以下 4.5%
5年超~10年以下 4.5%
10年超 2.3%
わからない 15.9%

入職後に一人前になるまでの期間

この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間

必要でない(未経験でもすぐに即戦力):4.5%/1年超:56.8%
必要でない(未経験でも即戦力となる) 4.5%
1ヶ月以下 2.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下 9.1%
6ヶ月超~1年以下 15.9%
1年超~2年以下 15.9%
2年超~3年以下 25.0%
3年超~5年以下 11.4%
5年超~10年以下 4.5%
10年超 0.0%
わからない 11.4%

この職業に就くには(就業ルート)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大卒、大学院卒が多く、高専卒もいる。理系が多いが文系もいる。  新卒で入社した場合、3ヵ月程度、研修を受け、配属される。仕事をしながらOJTで実践力や応用力を身につけていく。その後、定期的に集合研修を受けたり、リモートでの研修を受けたりする会社もある。開発での設計書を社内で相互にレビューし、お互いの技術をチェックすることもある。  中途入社の場合は、経験者が同業他社からの転入してくることが多い。システム開発等の経験を積み、ITインフラの開発を担当するようになる場合もある。  その後のキャリアパスとしては、プロジェクトマネージャから管理職となったり、特定分野のスペシャリストとなったりする。経験を積みIT分野のコンサルタントとなる場合もある。  関連資格として基本情報技術者、応用情報技術者、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト等があり、仕事をしながら受験する者もいる。  ITインフラの設計、構築、また、ネットワーク、サーバー等に関する知識とスキルが必要である。顧客から問題点やニーズを聞き出し、システム構築では様々なエンジニアとのチーム作業となるため、コミュニケーション能力も重要である。クラウドとして提供されるIaaS、PaaS、SaaSはサービスや機能が日々、発展している。これに伴いそれぞれの仕様も変化しており、この発展、変化をフォローしていくことも求められる。

労働条件・職場環境の特徴

勤務先はSIer、コンピューターメーカー、システム開発会社であり、職場は都市部に多い。  大量のサーバー等を設置する開発では、顧客先に出向いて仕事をすることが多く、構築の規模にもよるが数ヵ月から長い場合は1年、2年となることもある。クラウド上でシステムを構築する場合はリモートで設定等構築作業を行う。  守秘義務やコンプライアンスの関係でほとんどが正社員である。  中心となって活躍しているのは30歳代~40歳代であるが、全体として年齢が高くなってきている。女性比率は少ない。  勤務は一般的に日勤であるが、工程ごとに納期があり、その納期が近くなった時やテスト工程などでは残業が多くなる傾向がある。  賃金は勤務先の規定による。  顧客の施設に物理的にサーバーを設置する仕事は減少しているが、拡大するECサイトや、AI、IoT等新しい分野でITインフラが求められるようになっている。仕事内容は変化しているが、ITの根幹を担うエンジニアとして需要は高い。