デスクワーク

DXプロデューサー

別名・呼称: デジタルビジネスイノベーター, ビジネスアーキテクト

適性レーダーチャート

PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス

パソコン作業体を動かす外部顧客との接触正社員比率報酬・収入スコア専門性

・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。

・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。

レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位

項目名 この職種の値 518職種中の順位
パソコン作業 3.35 / 5.0 518職種中 87位
体を動かす 2.04 / 5.0 518職種中 384位
外部顧客との接触 3.71 / 5.0 518職種中 88位
正社員比率 85.7% 518職種中 91位
報酬・収入スコア 3.40 / 5.0 518職種中 39位
専門性 3.88 / 5.0 518職種中 120位

仕事の概要

IT(情報技術)を含むデジタルの技術によって社会やビジネスの変革を目指す。最近、DX(デジタルトランスフォーメーション:Digital Transformation)という言葉をよく耳にする。これは、デジタルによって社会やビジネスを変革するという意味であるが、DXプロデューサーはこの変革を担う人材と言える。  デジタルによる変革は、ITをフル活用したスタートアップから始まったが、現在では大手IT企業やメーカー、サービス業、流通業などにも広がっており、作業効率の飛躍的な向上を実現させたり、これまでできなかったことができるようになるなど、革新的な新たな事業を生み出している。  DXプロデューサーの具体的な仕事内容は、事業形態や分野によってかなり異なるが、一般的な例を基本的な業務の流れでみると次のようになる。  まず、顧客からの相談を受けて、問題の所在を顧客とともに洗い出す。社内に持ち帰り、社内外に蓄積された知見とともにチーム内で問題を検討する。チームで考えた問題の整理を顧客に提示し、議論を深め、更に問題をチームで検討する、という作業を繰り返す。この場合、わずかに視点を変えるだけで、大きな変化を生み出すこともある。問題の解決方法に目処が立ったところで、システム等の開発チームと協力してソリューションとしてまとめる。このソリューションを顧客に提示する、という流れになる。  この他、複数の顧客から同様の相談がある場合も多く、共通の問題をチームで検討し、特定の顧客や業種にとどまらない一般的なソリューションとして提供したり、そこから新たなイノベーションを生み出したりしていくという場合もある。  顧客からの相談がなければ動かないのではなく、普段からこれまでの蓄積をベースに様々な発想でイノベーションにつなげたり、経営トップや各分野の専門家など様々な人々と情報や発想、意見の交換をすることも重要である。こうして専門分野の知識や社会が抱える問題について、認識を絶えずアップデートし続ける。その一方で、自然や芸術など直接関係ないことにも興味を持つことが、イノベーションを生む発想につながることもある。   ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  生成AI(コード作成等)、SNS(一般社会、生活者のリアルを経験するため)、文書作成ソフト(Word等)、表計算ソフト(Excel、GoogleGoogleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン

この職業に就くまで(働いている人の回答)

厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。

学歴

高卒未満 0.0%
高卒 9.5%
専門学校卒 4.8%
短大卒 0.0%
高専卒 9.5%
大卒 95.2%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) 42.9%
博士課程卒 23.8%
わからない 0.0%

入職前の訓練期間(学歴を除く)

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)

特に必要ない:23.8%
特に必要ない 23.8%
1ヶ月以下 9.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下 9.5%
6ヶ月超~1年以下 14.3%
1年超~2年以下 14.3%
2年超~3年以下 4.8%
3年超~5年以下 4.8%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 19.0%

入職前の実務経験

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間

特に必要ない:33.3%
特に必要ない 33.3%
1ヶ月以下 0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下 9.5%
6ヶ月超~1年以下 4.8%
1年超~2年以下 4.8%
2年超~3年以下 0.0%
3年超~5年以下 14.3%
5年超~10年以下 9.5%
10年超 14.3%
わからない 9.5%

入職後に一人前になるまでの期間

この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間

必要でない(未経験でもすぐに即戦力):9.5%/1年超:61.9%
必要でない(未経験でも即戦力となる) 9.5%
1ヶ月以下 0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下 4.8%
6ヶ月超~1年以下 19.0%
1年超~2年以下 19.0%
2年超~3年以下 23.8%
3年超~5年以下 4.8%
5年超~10年以下 4.8%
10年超 9.5%
わからない 4.8%

この職業に就くには(就業ルート)

この仕事をするには、特に学歴や資格は必要とされない。理系か文系は問われないが、デジタルについての深い理解とそれをどのように変革に繋げるか考えながら、経験と実績を重ねていく。企業に所属する場合は開発部門や技術部門が多い。  大手IT事業会社 の中にDXプロデューサーを制度として設け、若手のSEやソフトウェア開発者を職種転換させ、新事業の創出、新たなサービスの開発などを担当させるところもある。また、デジタルによって中小企業も相互につながることが可能になっており、そこにイノベーションが生まれることも多い。  スタートアップとして新たに事業展開していくか、大企業の場合は社内ベンチャーのような形となる。学生起業家を取り込む会社もある。学生でコンペティションに参加したり、会社でインターンシップを経験し、それがきっかけで会社からスタートアップ支援を受けることもある。  その後のキャリアパスとしては、起業して経営者になったり、所属する会社で昇進していくケースもある。自らの技術や業界の知識を深め、その分野の専門家になっていくという場合もある。  エンジニア同士として話が通じる技術的素養やエンジニアとしての発想を持つこと、また、社会の様々な人とのつながりを築くことが必要である。ビジネスでのアイデアや発想を理解し、技術的な裏打ちのある方法を考え、周囲が理解できる形で提示できる構想力やコミュニケーション能力が求められる。ビジネスとしての可能性を探るとともに、社会にどう貢献できるか、どう役立つかといった幅広い視野をもった発想が必要である。社会の健全な変革を目指すといった倫理観も重要である。  常に社会の動きを知り、デジタル技術、ITスキルを高め、関係者と情報交換するなど、最新の幅広い知識を持つことが必要である。具体的には、社内外の勉強会や学会に参加したり、エンジニアに限らず様々な人と交流し、情報収集、情報提供、情報交換するとともに、グローバルに人とのつながりを広げていくことが重要である。

労働条件・職場環境の特徴

就業場所は企業が集積している大都市圏が多かったが、通信環境の改善によって地方にも広がっている。また、アカデミズムとのつながりも強いため、大学のある都市に多い傾向もある。  年齢的には、研究開発等の経験をある程度積んだ、30代後半~50代前半が中心となっている。現在は男性が大半であるが、イノベーションの対象となる分野の広がりとともに、女性が増えていくと見込まれる。  9時から5時といった定時勤務が必要な仕事ではなく、裁量労働制やオフィス勤務に縛られない自由な働き方をする人が多い。特にコロナ禍以降、リモート・ワーク、リモート・ミーティングが広がっている。生活者の感覚、現場の感覚を維持することが重要で現場に足を運ぶことも多い。  日本がこれからも活力ある経済社会を維持、拡大するためには、デジタルによるイノベーションは不可欠であり、DXプロデューサーの活躍の場は広がっている。