デスクワーク
カウンセラー(医療福祉分野)
別名・呼称: 公認心理師(医療福祉分野), 心理カウンセラー(医療福祉分野), 臨床心理士(医療福祉分野)
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.80 / 5.0 | 518職種中 241位 |
| 体を動かす | 2.36 / 5.0 | 518職種中 300位 |
| 外部顧客との接触 | 3.38 / 5.0 | 518職種中 195位 |
| 正社員比率 | 59.6% | 518職種中 294位 |
| 報酬・収入スコア | 2.56 / 5.0 | 518職種中 318位 |
| 専門性 | 4.13 / 5.0 | 518職種中 52位 |
主な関連免許・資格
公認心理師臨床心理士精神保健福祉士
仕事の概要
臨床心理に関する専門知識を活かし、カウンセリング等により、心や対人関係などの悩みを抱えた人への支援を行う。
心理的なサポートへのニーズは高まる傾向にあり、カウンセラーの活躍分野は医療、福祉、教育、企業、地域コミュニティーなど広がってきている。ここでは、主に病院、クリニック等医療機関や地方自治体の精神保健福祉センター、児童相談所等に勤務するカウンセラーについて記述する*。
医療機関では精神科医の指示により、クライアントに対し専門的技法を用いてカウンセリングを行う。カウンセリングでは対話を通してクライアントとの信頼関係を築き、クライアント自身が問題を整理し問題解決に近づくとともに、症状の緩和を促す心理的な支援を行う。心理検査等を行う場合もある。医師、看護師等他の医療スタッフともクライアントについて情報共有を行う。
地方自治体の精神保健福祉センターなどでは地域住民の相談に対応するが、本人のみならず家族等の相談に応じる場合もある。児童相談所などでは、虐待や家庭内不和・暴力から児童・子供を保護し心理面のケアを行う場合もある。
メンタルクリニックの心理カウンセラーの仕事の例でみると、当日のカウンセリングの予約状況等を確認し、必要に応じ、医師等とクライアントの状況等について情報共有の打合せを行う。メールや電話で担当するクライアントからの相談等があれば対応する。面談予約のクライアントには、事前に前回までの状況を面談記録等で確認の上、相談室で決まった時間のカウンセリングを行う。カウンセリングが終了すると面談記録を作成する。記録を整理し、クライアントの状況の見立てを行い医師等と今後のカウンセリングの進め方等を検討する。一日に複数のクライアントの面談を実施することが多い。翌日の準備や必要な事務仕事等も行う。
*「スクールカウンセラー」「キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタント」についてはそれぞれの職業解説を参照のこと。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
0.0%
高卒
5.8%
専門学校卒
5.8%
短大卒
0.0%
高専卒
1.9%
大卒
40.4%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
55.8%
博士課程卒
5.8%
わからない
3.8%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:11.5%
特に必要ない
11.5%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
7.7%
6ヶ月超~1年以下
9.6%
1年超~2年以下
9.6%
2年超~3年以下
17.3%
3年超~5年以下
9.6%
5年超~10年以下
9.6%
10年超
3.8%
わからない
21.2%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:32.7%
特に必要ない
32.7%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
5.8%
6ヶ月超~1年以下
9.6%
1年超~2年以下
13.5%
2年超~3年以下
7.7%
3年超~5年以下
1.9%
5年超~10年以下
7.7%
10年超
1.9%
わからない
19.2%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):3.8%/1年超:69.2%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
3.8%
1ヶ月以下
1.9%
1ヶ月超~6ヶ月以下
7.7%
6ヶ月超~1年以下
5.8%
1年超~2年以下
15.4%
2年超~3年以下
11.5%
3年超~5年以下
25.0%
5年超~10年以下
5.8%
10年超
11.5%
わからない
11.5%
この職業に就くには(就業ルート)
カウンセリングに関連する資格には、臨床心理士、公認心理師などがあり、この仕事に従事している者はいずれかの資格を保有している場合がほとんどである。学歴面では大卒・大学院卒の割合が高く、専攻は心理学系学部、学科の卒業者が多い。
臨床心理士は、指定大学院を修了した者でなければ受験資格が与えられない。公認心理師は、2018年に試験が開始された国家資格である。試験にはいくつかの受験区分がある。その他医療福祉分野では精神保健福祉士(PSW)が相談に対応する場合もある。
入職後は、職場でのOJTで経験を積む場合が多いが、カウンセリングのスキルの習得に際しては、先輩カウンセラーからのSVを受ける場合もある。カウンセラーとして一人前と認められるには数年の臨床経験が必要とされている。臨床経験を積んでフリーランスや独立開業する場合もある。
心理カウンセラーには、コミュニケーション能力のほかクライアントとのラポールを形成するスキル(相手の心を開かせ良好な人間関係を構築するスキル)など心理面からのアプローチ技術に加えて、継続的にクライアントに関わることができる粘り強さが求められる。面接記録等を作成する事務処理能力も必要である。また、カウンセラーには、厳重な守秘義務が課されており、個人情報保護や倫理規定の遵守などコンプライアンスに関わる高い見識も求められる。
労働条件・職場環境の特徴
勤務先は、精神病院、総合病院の心療内科、メンタルクリニック、地方自治体の精神保健福祉センター、児童相談所などである。職場は全国に広がっている。
就業者は、女性が多く年齢層は幅広い。
雇用形態は、病院に所属している臨床心理士であるカウンセラーは常勤職員もいるが、非常勤職員等の場合も多い。複数の職場を掛け持ちしている場合もある。
賃金は、常勤職員の場合は月給制がほとんどだが、非常勤職員では時給制、日給制が一般的であり、収入に関しては個人差が大きい。勤務形態は、クライアントが利用しやすいように、職場によっては夜間勤務や土日勤務もある。
近年は、電話のみならずインターネットを利用したカウンセリングなど手法が多様化してきている。また、日本にいる外国人の増加等により外国語でのカウンセリングのニーズもある。