ノンデスクワーク

酪農従事者

別名・呼称: 搾乳作業員, 肉牛飼育作業員, 乳牛飼育作業員, 酪農作業員

適性レーダーチャート

PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス

パソコン作業体を動かす外部顧客との接触正社員比率報酬・収入スコア専門性

・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。

・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。

レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位

項目名 この職種の値 518職種中の順位
パソコン作業 2.91 / 5.0 518職種中 204位
体を動かす 3.59 / 5.0 518職種中 7位
外部顧客との接触 2.21 / 5.0 518職種中 464位
正社員比率 64.1% 518職種中 269位
報酬・収入スコア 2.72 / 5.0 518職種中 246位
専門性 3.49 / 5.0 518職種中 270位

仕事の概要

乳牛を飼養し、牛乳やチーズなど乳製品の原料となる生乳を生産する。  酪農だけを専門に行っている酪農家は平均40~50頭の成長した乳牛を飼養している。酪農には乳牛、施設・機械、農地などの経営資産が必要であり、これらを新規に取得することは難しいため、ほとんどの場合、親族から継承するか、新規参入の場合も後継者のいない酪農家から継承する。  1日の仕事は、早朝6時頃の飼料給与(しりょうきゅうよ:エサやり)と搾乳に始まる。朝のうちに牛舎の清掃を済ませ、昼間は牛の健康チェックや堆肥生産作業などをする。また、春から秋にかけては飼料の生産を行う。夕方には再び飼料給与、搾乳、牛舎の清掃を行い、夜8時頃には作業が終了する。  搾乳は、乳牛1頭から1日あたり20kg以上の生乳を搾るという最も重要な作業である。以前は手搾りであったが機械化が進んでおり、「搾乳ロボット」も実用化されつつある。  搾った生乳は衛生管理に配慮して保存し、農協等を通じて出荷する。最近では、牛乳やチーズ等乳製品の生産・販売を自ら行う酪農家も増加している。その他にも生乳からソフトクリーム・ヨーグルトなどを地元特産品として生産・販売したり、体験型の観光としてアグリツーリズムや青少年のための酪農教育施設などがあり、地域の活性化につながっている。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  搾乳ロボット、搾乳機械、トラクター、パソコン、普通自動車(普通免許(第一種、第二種)で運転可能なもの)

この職業に就くまで(働いている人の回答)

厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。

学歴

高卒未満 2.6%
高卒 43.6%
専門学校卒 23.1%
短大卒 5.1%
高専卒 2.6%
大卒 41.0%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) 2.6%
博士課程卒 0.0%
わからない 23.1%

入職前の訓練期間(学歴を除く)

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)

特に必要ない:69.2%
特に必要ない 69.2%
1ヶ月以下 5.1%
1ヶ月超~6ヶ月以下 5.1%
6ヶ月超~1年以下 0.0%
1年超~2年以下 5.1%
2年超~3年以下 2.6%
3年超~5年以下 0.0%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 12.8%

入職前の実務経験

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間

特に必要ない:76.9%
特に必要ない 76.9%
1ヶ月以下 2.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下 7.7%
6ヶ月超~1年以下 0.0%
1年超~2年以下 2.6%
2年超~3年以下 5.1%
3年超~5年以下 0.0%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 5.1%

入職後に一人前になるまでの期間

この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間

必要でない(未経験でもすぐに即戦力):12.8%/1年超:28.2%
必要でない(未経験でも即戦力となる) 12.8%
1ヶ月以下 10.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下 33.3%
6ヶ月超~1年以下 5.1%
1年超~2年以下 20.5%
2年超~3年以下 2.6%
3年超~5年以下 5.1%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 10.3%

この職業に就くには(就業ルート)

酪農家の親族のもとで経験を積み、家業を継ぐケースが多い。転職で就農する場合は、酪農ヘルパー、海外研修や酪農家手伝い、牧場従業員を経験してから就農する道がある。  自宅が酪農家でない場合は、農業大学校や研修施設などで基礎を学び、酪農家のもとで実習を行って技術を身につける。酪農ヘルパーとして経験を積む方法もある。  酪農経営には、乳牛の管理、飼養管理、育種改良、繁殖管理、飼料生産、搾乳機械等の衛生管理、ふん尿処理などに関する知識と技術が必要である。また、搾乳や牧草生産など機械化が進んでいるので、機械の操作やパソコンを使っての生産管理の技術も重要である。  飼料生産に用いるトラクターを運転するための大型特殊自動車免許やけん引免許を取得しておくと役に立つ。また、「家畜人工授精師」の資格を取得すると、乳牛の繁殖を自ら行うことができる。「家畜人工授精師」は、家畜の人工授精が円滑に行われるための国家資格で農林水産大臣の指定する者又は都道府県が家畜種類別に行う講習会の課程を修了してその修業試験に合格した者に与えられる。  体を動かす仕事であるため、一定の体力が必要とされる。生物が好きであることが不可欠で、自営の場合は経営センスも必要とされる。

労働条件・職場環境の特徴

酪農のみを専門に行う家族経営の酪農家のほかに、肉用牛生産や農作物の栽培を兼ねている酪農家もいる。他の農業と異なり、毎日の搾乳があるため、農業以外の仕事との兼業は難しい。  一般的に、朝6時頃から夜8時頃までが作業時間であるが、昼間は比較的時間が自由になる。  搾乳や飼料給与を毎日行う必要があるため、基本的には休日が確保できない。そこで、酪農家の休日確保のため、酪農家の作業を請け負う酪農ヘルパーの制度があり利用が進んできている。  収益は、技術差などによる生産コストの違いによって個人差がかなりある。  生乳の需要増に対する生産増が必要とされているので、雇用労働力の確保・省力化機械の導入等で労働環境の改善が進められている。  家畜管理等の技術が進み家畜にICチップを導入して個体を管理する事で、搾乳、給餌、繁殖、乳製品製造の自動化が進み、行動観察等から得たデータをシステムで一元管理でき、事務処理までも一連の流れとして管理できるようになっている。  従来からの酪農家は高齢化し後継者が不足しており、経営資産を継承して新規に参入する機会は増えていくものと考えられる。