ノンデスクワーク
畜産技術者
別名・呼称: 家畜人工授精師(獣医師でないもの), 畜産技術指導員, ひな鑑別員, 普及指導員(畜産)
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.31 / 5.0 | 518職種中 361位 |
| 体を動かす | 3.31 / 5.0 | 518職種中 27位 |
| 外部顧客との接触 | 2.56 / 5.0 | 518職種中 408位 |
| 正社員比率 | 60.0% | 518職種中 292位 |
| 報酬・収入スコア | 2.86 / 5.0 | 518職種中 200位 |
| 専門性 | 4.19 / 5.0 | 518職種中 39位 |
主な関連免許・資格
家畜人工授精師初生雛鑑別師総括畜産コンサルタント
仕事の概要
育種繁殖、飼養技術、牧草・飼料作物の生産技術や畜産物生産技術を実験、開発したり、新しい技術や経営方法、環境対策等を畜産家に対して指導、普及することである。
現在、我が国で畜産といっているのは、牛、馬、豚、ひつじ、やぎなどの家畜、鶏やあひるなどの家きん、ミンクやきつねなどの毛皮動物、蜜蜂の飼育、牧草や飼料用作物の生産・利用、牛乳・肉・卵などの加工と利用などであるが、畜産技術者はこれらの全てに通じているのはなく、それぞれ自分の専門とする対象や分野が決まっている。
畜産農家に対して直接技術援助を行う畜産技術者には、都道府県の普及指導事業に従事する普及指導員、農業協同組合職員の技術者などがおり、畜産農家に育種改良や飼育管理、飼料用作物の生産技術の研究開発などの成果を指導、普及させる。また民間企業には、乳業などの食品メーカー、飼料メーカー、製薬会社、商社などの技術社員として、自社商品の販売とアフターケアのために、畜産家の技術援助をする人たちがいる。
近年、バイオテクノロジーが急速に進展し、この関連技術が様々生まれ、畜産技術に取り入れられている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
普通自動車(普通免許(第一種、第二種)で運転可能なもの)
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
3.6%
高卒
36.4%
専門学校卒
10.9%
短大卒
10.9%
高専卒
1.8%
大卒
45.5%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
9.1%
博士課程卒
3.6%
わからない
16.4%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:52.7%
特に必要ない
52.7%
1ヶ月以下
1.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.1%
6ヶ月超~1年以下
3.6%
1年超~2年以下
1.8%
2年超~3年以下
5.5%
3年超~5年以下
5.5%
5年超~10年以下
3.6%
10年超
0.0%
わからない
16.4%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:63.6%
特に必要ない
63.6%
1ヶ月以下
1.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
3.6%
6ヶ月超~1年以下
3.6%
1年超~2年以下
1.8%
2年超~3年以下
1.8%
3年超~5年以下
3.6%
5年超~10年以下
0.0%
10年超
1.8%
わからない
18.2%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):9.1%/1年超:34.4%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
9.1%
1ヶ月以下
5.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
14.5%
6ヶ月超~1年以下
27.3%
1年超~2年以下
14.5%
2年超~3年以下
12.7%
3年超~5年以下
1.8%
5年超~10年以下
3.6%
10年超
1.8%
わからない
9.1%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、専門課程をもつ学校を出て専門知識や技術を学ぶ必要がある。国・都道府県の試験研究機関や各都道府県の職員に就くためには、国や都道府県職員の試験に合格し、公務員になることが必要である。
公的な立場から生産者に技術指導を行う普及指導員になるには「農業改良助長法施行令」による資格試験に合格しなければならない。普及指導員の資格試験の受験には、大学卒業後4年(大学院修了後2年、短大卒後6年、高校卒後10年)以上の国、都道府県、農業協同組合等における試験研究、教育、普及指導の実務経験が必要となっている。
畜産技術者のうち、就職に有利な資格は、ふ化したばかりのひよこの雌雄を鑑別する「初生雛鑑別師」がある。独立して個人開業ができる資格としては、「家畜人工授精師」、「総括畜産コンサルタント」などがある。
動物と接することが多く、動物に関心があること、一定の体力が求められる。
労働条件・職場環境の特徴
主な就業場所は、家畜改良センターや地域農業改良普及指導センター、畜産試験場、農業協同組合、民間企業などである。
畜産技術者の労働条件は、都道府県の試験研究機関などで勤務する場合は、各自治体の規定による。メーカーなどの雇用労働者の場合は、正社員がほとんどで、労働時間や賃金は社内の規定による。農業協同組合や乳業、食肉、飼料関係のメーカーに勤務する場合で、動物を飼育しながら技術開発を行う職場や、家畜人工授精師などの資格を取って個人で開業する場合などは、労働時間が不規則になる場合もある。
動物にじかに接して行う仕事は、作業そのものは機械化されて最近は楽になっているが、動物の健康状態の観察を常に行って、異常の際はすぐ対応しなければならない。牛や馬、豚の分娩は時間が決まっていないので、深夜や夜明けに対応することもある。また、動物の飼育場所には冷暖房設備がなく、冬の早朝など厳しい自然環境の下で作業しなければならない。更に、地域住民との良い関係を保ち、糞尿処理などの環境整備を適切に行う必要もある。
規模の小さい畜産家の多い日本では、畜産製品の価格が輸入物に比べて高く、また、自由貿易協定(FTA)や新たな国際条約などの締結により、日本の畜産を取り巻く環境はより厳しくなる面がある。そのような状況下において、畜産に有益な技術開発を行い、それを普及する技術者への期待は高まっている。