ノンデスクワーク
通訳者
別名・呼称: 英語通訳
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 2.58 / 5.0 | 518職種中 304位 |
| 体を動かす | 1.80 / 5.0 | 518職種中 435位 |
| 外部顧客との接触 | 3.50 / 5.0 | 518職種中 141位 |
| 正社員比率 | 20.5% | 518職種中 450位 |
| 報酬・収入スコア | 3.26 / 5.0 | 518職種中 66位 |
| 専門性 | 4.26 / 5.0 | 518職種中 18位 |
主な関連免許・資格
ビジネス通訳検定(TOBIS)
仕事の概要
異なる言語を使う人たちの間に入り、話されている言語を相手方の話し言葉に訳し、相手に伝える仕事である。
ここでは国際会議、放送、商談、法廷などの分野で働く通訳者について記述する。
通訳の方法は大きく3つに分けられる。「adhoc(アドホック)通訳」は、少人数の人が日常的な話をする場合などに、相手の言っていることを相互に伝えるもので、特に決められた通訳の仕方はなく、臨機応変に双方の言いたいことを伝える。
「逐次(ちくじ)通訳」は話し手が一定のまとまりで話し、通訳者がそれまでの分を通訳する、というやり方で話を進めていく。話の内容を覚えていなくてはならないため、記憶の補助として、メモ(通訳ノート)を取るのが普通である。著名な人が講演をするような場合や外交交渉・会議・商談・座談会などに使われ、内容も高度なことが多い。
「同時通訳」は、通訳者が「ブース」と呼ばれる通訳室に入り、発言者の言うことをヘッドフォンで聞きながら通訳していき、会場で聞いている人に伝える方法である。内容を理解し、同時に話さなくてはならないため、高度の集中力を要し、3人くらいのチームを組んで、15分~30分で交代する。使用言語数が多い国際会議や放送通訳の場合などに用いられる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、オンライン会議ツール、パソコン
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
2.3%
高卒
4.5%
専門学校卒
13.6%
短大卒
9.1%
高専卒
0.0%
大卒
65.9%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
6.8%
博士課程卒
2.3%
わからない
15.9%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:18.2%
特に必要ない
18.2%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
6.8%
6ヶ月超~1年以下
6.8%
1年超~2年以下
6.8%
2年超~3年以下
6.8%
3年超~5年以下
11.4%
5年超~10年以下
13.6%
10年超
9.1%
わからない
20.5%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:25.0%
特に必要ない
25.0%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
4.5%
6ヶ月超~1年以下
6.8%
1年超~2年以下
9.1%
2年超~3年以下
13.6%
3年超~5年以下
9.1%
5年超~10年以下
2.3%
10年超
6.8%
わからない
22.7%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):13.6%/1年超:36.5%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
13.6%
1ヶ月以下
4.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
11.4%
6ヶ月超~1年以下
9.1%
1年超~2年以下
11.4%
2年超~3年以下
9.1%
3年超~5年以下
11.4%
5年超~10年以下
2.3%
10年超
2.3%
わからない
25.0%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。実績と能力によって仕事を得ることができる、実力本位の世界である。一般的に大学卒業程度の学力は最低限必要とされ、大学、通訳学校、大学院などの通訳養成コースを修了した者が多い。
ビジネス通訳検定(TOBIS)の資格を取ると、仕事を得るうえで有利になることがある。
通訳の仕事をするには、派遣会社に登録して仕事を得るケース、知り合いや各種団体、学校関係から仕事を紹介してもらうケース、企業に雇用されるケースがある。
高度な語学力だけでなく、一般常識、通訳する分野についての背景知識、理解力が求められる。
労働条件・職場環境の特徴
通訳の場としては国際会議・国際セミナー、外国人との交渉・親善活動、テレビ局や外資系企業などがある。
高度な逐次通訳と同時通訳のできる通訳者は多くない。翻訳家、大学教員、文筆家など他の仕事と兼業している場合も多い。
関連団体の調査結果によると、就業者のうち約7割を女性が占める。さらに女性を年代別でみると、40代と50代が約7割を占める(2022年時点*)。
通訳者は、企業に雇用されている社内通訳者を除き、仕事のあるときだけ現場で業務を行うのが普通である。放送通訳者の場合はほぼ定期的に仕事がある。
報酬は、一日の仕事あたりいくら、という形で支払われる場合が多い。報酬の額には実績や能力によってかなりの幅がある。
いわゆる自動音声翻訳(機械通訳)の精度がAIにより向上してきており、スピードや利便性の観点で活用場面も見られるようになってきた。しかし、話し手側の話し方に左右されること、表情やボディランゲージを把握できないため訳文に感情が表現できないなど課題も多く、今後も通訳者に一定の需要はあると見込まれる。
*日本翻訳連盟(JTF)「翻訳・通訳業界調査」アンケート