ハイブリッド

産業用ロボットの保守・メンテナンス

別名・呼称: 機械保全工, 工場設備保全員, 産業用ロボット修理工, 産業用ロボット保守・メンテナンス工, 産業用機械修理工

適性レーダーチャート

PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス

パソコン作業体を動かす外部顧客との接触正社員比率報酬・収入スコア専門性

・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。

・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。

レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位

項目名 この職種の値 518職種中の順位
パソコン作業 3.23 / 5.0 518職種中 114位
体を動かす 2.86 / 5.0 518職種中 125位
外部顧客との接触 3.11 / 5.0 518職種中 279位
正社員比率 81.1% 518職種中 140位
報酬・収入スコア ― 518職種中 446位
専門性 ― 518職種中 446位

主な関連免許・資格

特に必須とされる特定の免許・資格はありません。

仕事の概要

産業用ロボットの保守やメンテナンス、また必要に応じて修理を行うのが仕事である。  ロボットには、生産工程等で使用される産業用ロボット、危険な環境の中で作業を代行するロボット、家事や介護等を支援する日常生活支援ロボットなどがある。ここでは主に産業用ロボットについて述べる。なお、産業用ロボットとは、自動制御によるマニピュレーション機能又は移動機能をもち、各種の作業をプログラムにより実行でき、産業に使用される機械のことを言う。  産業用ロボットの保守・メンテナンスの仕事は、ロボット稼働前の日常点検、製造ラインの機械全般を停止して行う定期点検、故障発生時に工場へ駆けつけ、迅速に製造ラインを復旧する故障対応がある。  日常点検では、機械稼働時に動作や音などの異常がないか、ボルトや部品のゆるみが生じていないか等について確認し、不具合があれば補修等を行う。  定期点検では、故障を未然に防ぐためにロボットの内部、バッテリーの消耗や精密部品の摩耗や破損の有無について確認し、部品レベルでの清掃や場合によっては部品の交換等を行うためにオーバーホールを実施する。また、故障対応は、故障原因を解明、素早く対応し製造ラインを再稼働させます。  近年、産業用ロボットの機能や性能は飛躍的に向上しているが、ロボットは精密機械であり、毎日長時間稼働させるものだけに、長期にわたって安全に使うためには定期的な保守・メンテナンスが欠かせない。労働安全衛生法の安全基準によれば、ロボットシステムを運用する事業者は、作業開始前点検、定期検査、そして点検・検査で異常を発見した場合は補修を行い、その記録を3年間保存することが義務づけられている。  日々の点検はユーザー企業の従業員が行う場合でも、定期検査や修理・オーバーホールはメンテナンス会社に依頼するのが一般的である。メンテナンス会社には、ロボットメーカー系と独立系があり、そのほかロボットを組み込んだ自動生産システムを構築するロボットシステムインテグレーター(ロボットSIer:エスアイヤー)にもメンテナンスまで手がけるところがある。  近年は、ロボットの稼働コストの最適化のため、設備状態に合わせた高精度で高効率なメンテナンスが求められており、IoTや特殊計測器など最新技術を駆使し、安定した生産稼働を実現している。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  パソコン

この職業に就くまで(働いている人の回答)

厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。

学歴

高卒未満 0.0%
高卒 51.4%
専門学校卒 18.9%
短大卒 5.4%
高専卒 5.4%
大卒 43.2%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) 2.7%
博士課程卒 0.0%
わからない 10.8%

入職前の訓練期間(学歴を除く)

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)

特に必要ない:32.4%
特に必要ない 32.4%
1ヶ月以下 0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下 18.9%
6ヶ月超~1年以下 5.4%
1年超~2年以下 10.8%
2年超~3年以下 5.4%
3年超~5年以下 10.8%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 16.2%

入職前の実務経験

この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間

特に必要ない:45.9%
特に必要ない 45.9%
1ヶ月以下 0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下 8.1%
6ヶ月超~1年以下 8.1%
1年超~2年以下 5.4%
2年超~3年以下 5.4%
3年超~5年以下 8.1%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 0.0%
わからない 18.9%

入職後に一人前になるまでの期間

この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間

必要でない(未経験でもすぐに即戦力):5.4%/1年超:56.7%
必要でない(未経験でも即戦力となる) 5.4%
1ヶ月以下 2.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下 13.5%
6ヶ月超~1年以下 13.5%
1年超~2年以下 16.2%
2年超~3年以下 13.5%
3年超~5年以下 21.6%
5年超~10年以下 0.0%
10年超 5.4%
わからない 8.1%

この職業に就くには(就業ルート)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新卒の場合は、大学や高専、専門学校の機械工学・電気・電子系の学部を卒業して、ロボットメンテナンス企業やロボットSIerに入社するか、ロボットメーカーに就職してメンテナンス部門やメンテナンス子会社に配属されるというのが一般的である。ロボット産業は急成長を続けているため、開発エンジニアやシステムエンジニアだけでなく、メンテナンス要員も人手不足状態が続いている。中途採用の募集も頻繁に行われており、経験ある技術者の入職機会は多い。  産業用ロボット(定格出力が80W未満のものを除く)に関わる仕事に就く場合は、労働安全衛生規則第39条に基づいた、産業用ロボットの教示等の業務及び検査等の業務に係る安全衛生特別教育を受けなければならない。これは、ロボットの設置やメンテナンスを行う職業だけでなく、ロボットシステムを導入する企業でも同様である。  更に、新卒者や未経験者の中途採用者は、社内研修やロボットメーカーなどが主催している研修を受けて、基本的な技能や知識を身につける。その後は先輩エンジニアとペアを組んで顧客企業を回り、OJTで経験を積んでいくことになる。変化の速い業界であり、新技術や新製品も次々と出てくるので、継続研修を受けて技術をブラッシュアップしていく努力も求められる。  ロボティクス(ロボット工学)に関する知識はもちろんであるが、ユーザー企業と直接かかわる仕事なので、顧客企業に対して的確な説明ができるコミュニケーション能力も欠かせない。

労働条件・職場環境の特徴

基本的に企業の中の職務(仕事)であり、労働時間や給与などは原則として各社の社内規定に準拠している。  定期的な点検や緊急時の対応等で、ユーザー企業を訪問するなど出先で仕事をすることが多い。大規模な点検、メンテナンスはユーザー企業の工場が稼働していない夜間、休日等に行うこともある。トラブル等の対応のために残業が発生することもある。  80W規制が緩和されて以来、生産ラインに人間と並んで作業する協業ロボットが生まれている。ロボットシステムを安心して利用するためにも、「縁の下の力持ち」的存在の保守・メンテナンスの役割は引き続き重要である。