デスクワーク
CG制作
別名・呼称: CGデザイナー, CG制作者
適性レーダーチャート
PC作業・身体負荷・顧客接触・正社員比率・報酬・専門性のバランス
・各軸は公的データに基づく相対スケール(外側ほど高い傾向)で描画しています。
・別の職種を選択すると、オレンジ色のポリゴンが重ねて表示され適性の差が一目でわかります。
レーダーチャート項目の詳細数値・全職種中順位
| 項目名 | この職種の値 | 518職種中の順位 |
|---|---|---|
| パソコン作業 | 4.16 / 5.0 | 518職種中 4位 |
| 体を動かす | 2.04 / 5.0 | 518職種中 384位 |
| 外部顧客との接触 | 2.69 / 5.0 | 518職種中 386位 |
| 正社員比率 | 47.2% | 518職種中 349位 |
| 報酬・収入スコア | 2.94 / 5.0 | 518職種中 166位 |
| 専門性 | 4.16 / 5.0 | 518職種中 45位 |
主な関連免許・資格
特に必須とされる特定の免許・資格はありません。
仕事の概要
コンピュータで図形、絵、映像、アニメーションなどのコンピュータグラフィック(CG)を制作する。CGクリエイターと呼ばれることもある。
近年CGは長足の進歩を遂げ、テレビ番組や映画、アニメ、ゲーム、広告、ステージ等の背景から機械や建築の設計、医療に至るまで様々な分野で活用されている。
CGには「2次元」(2D)と「3次元」(3D)があり、2次元は平面で奥行き情報がなく、3次元には奥行き情報があり、現実の空間のようなリアルな映像表現ができる。3D CGは外科手術の医療シミュレーター、航空機や電車の操縦などの訓練用シミュレーター、機械や建築のデザインなど、多方面に使われている。
CG制作では専用のソフトウェアを使用する。3D CGは次のような一連の工程で作成される。仮想の3次元空間の中でCGによるモデル(立体形状)を作成し(モデリング)、モデルに質感をあたえ(マテリアル設定)、骨格や構造等仕組みの技術的な設定を行い(リギング)、モデルに動きを付ける(アニメーション付け)。そして、モデルをシーン内に配置し、カメラとライト(光源)を設定し(シーン構築)、爆発などの映像効果を加え(エフェクト)、仮想の3次元空間内に設定されたモデル、カメラ、ライトなどの情報から画面を生成する(レンダリング)。このように作られた画面を合成しCGとして完成する(コンポジット)。
媒体がWebサイト、デジタルサイネージ、広告、ポスター等、平面の場合、また、スマホ等軽量な画面が求められる場合は2D CGが利用される。2D CGでは、コンセプトを決め、ラフなスケッチを描き、線画を作成し、色付け等を行い仕上げる。Webサイトやスマホではユーザーインターフェースに配慮する。Webデザイナー、Webディレクターと共同で制作し、主に画面の一部、アイコンやパーツを担当する場合もある。広告、ポスターではどのようにアピールするか考える。広告ディレクター、広告デザイナーと制作する場合もある。
簡単なスマホ画面などの場合は、全ての工程を1人のCG制作者が担当する場合もあるが、映画や大作ゲームなどきめ細かな画面、高度な技術をふんだんに取り込んだCGを制作する場合は、多くのCG制作者が分業して作成する。
<就業希望者へのメッセージ>
自分が制作した作品が広く世の中に発信されることが魅力です。締め切りのある仕事のため、忙しい時期には勤務時間が長くなることもあります。その一方で、基本的には勤務時間や働く場所を選択でき、働き方も多様なので、たとえば子育てや介護と両立できる職場をみつけることもできると思います。(就業者)
◇よく使う道具、機材、情報技術等
CG制作ソフト、3D CG制作ソフト、イラスト・デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、動画編集ソフト、パソコン
この職業に就くまで(働いている人の回答)
厚生労働省 job tag の調査データに基づき、実際に働いている就業者の回答割合を表示しています。
学歴
高卒未満
0.0%
高卒
17.1%
専門学校卒
42.9%
短大卒
0.0%
高専卒
5.7%
大卒
37.1%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.9%
博士課程卒
0.0%
わからない
22.9%
入職前の訓練期間(学歴を除く)
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の訓練等の期間(学歴を除く)
特に必要ない:17.1%
特に必要ない
17.1%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
20.0%
6ヶ月超~1年以下
2.9%
1年超~2年以下
11.4%
2年超~3年以下
5.7%
3年超~5年以下
5.7%
5年超~10年以下
2.9%
10年超
0.0%
わからない
34.3%
入職前の実務経験
この職業で働いている人が必要と考える、入職前の実務経験の期間
特に必要ない:28.6%
特に必要ない
28.6%
1ヶ月以下
0.0%
1ヶ月超~6ヶ月以下
8.6%
6ヶ月超~1年以下
5.7%
1年超~2年以下
5.7%
2年超~3年以下
5.7%
3年超~5年以下
8.6%
5年超~10年以下
5.7%
10年超
0.0%
わからない
31.4%
入職後に一人前になるまでの期間
この職業に就いた後、周囲から特別なサポートが無くても一般的な就業者と同じように働けるようになるまでの期間
必要でない(未経験でもすぐに即戦力):8.6%/1年超:40.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
8.6%
1ヶ月以下
2.9%
1ヶ月超~6ヶ月以下
11.4%
6ヶ月超~1年以下
8.6%
1年超~2年以下
17.1%
2年超~3年以下
8.6%
3年超~5年以下
8.6%
5年超~10年以下
2.9%
10年超
2.9%
わからない
28.6%
この職業に就くには(就業ルート)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、興味を持ち動画や教則本でスキルを身につけて応募する人が多い。造形力やセンスが重視されるため、大学や専門学校などでデザインを勉強していたり、CGの知識や経験がある人が多くなっている。
中途採用ではCG制作の経験者が求められる。
Webブラウザやスマートフォン用の簡易なCG制作と、映画や大作ゲームのCG制作とでは、求められる能力が異なる。前者の場合、様々な役割を1人でこなせるジェネラリストが求められ、後者の場合は仕事の分業化が進んでいるため、1つの役割に特化したスペシャリストが必要とされる。例えばモデリングのスペシャリストは造形力が重視され、アニメーションのスペシャリストは演技や演出の技術が重視される。ただし、集団作業を円滑に行うためには、担当以外の作業に関する知識も積極的に吸収しようとする姿勢が大切である。チームによる制作ではコミュニケーション能力や協調性が重視される。長時間におよぶ地道な作業が多く、根気強さも必要である。日ごろから映画やゲームなどのCG作品を鑑賞し、センスや技術を磨くことも重要である。
労働条件・職場環境の特徴
勤務先は、映像制作会社、デザイン事務所、広告制作会社等のCG制作スタジオであり、職場は東京等都市部が多い。フリーランスで仕事をしている人もいる。就業者は比較的若い人が多い。
企業で雇用される場合は、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。経験や能力が評価されて、賃金等に反映される。自分一人で担当部分の作業を行うことが多く、労働時間や休日は比較的自由な体制をとっている職場が多い。ただし、締め切りが迫ると、残業や土日祝日に仕事をすることもある。
CGの技術は年々高度になっており、高い技術とセンスのあるCG制作者が求められている。一定レベルのCGは生成AIで作れるようになり、初歩的な仕事、入門的な仕事は置き換えられることもみられる。また、制作体制の国際化も進行しており、中国、韓国、インドネシア等、東南アジアの制作会社と協力して作成したり、欧米の会社から制作を依頼されることも多い。